あけぼの

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癒しの楽園で平和問題に熱くなろうとは!

2014-11-09 09:48:13 | スポーツ

レンボガン島でディスカッション

Nusa_lembongan Jukung と呼ばれる釣り船が美しいレンボガン島のサンセット

バリ島とベニダ島の間にある極小のレンボガン島はバリ島よりもリラックスできる永遠の楽園。浜辺は白砂で海はヴィヴィッドな水色、キューバの海に負けない透明さで、浜辺で足を浸すには絶好の場所だった。と、その時、見覚えのある人がサーフィンを担いで通った。なんという奇遇、以前サイパンで会いそれ以来文通している同窓のKさんだった。彼女のサーフィン休憩時、語りあった。レンボガン島賛美のあと彼女から思いがけず固い話題が飛び出した。「9条の解釈改憲による集団的自衛権の行使容認への危惧」だった。そこで筆者が最近のParty で演じてもらったスキットと同様の会話となったのは偶然か必然か。ここではParty 時のスキットを紹介しよう。Mさんが夢の中で土井たか子さんと会話する:

Mさん「同志社で土井先生に憲法学を教わりましたけど今憲法が壊れそうですね。」 たか子さん「ええ、集団的自衛権の行使を認めた閣議決定の日、憲法は壊れました!」Mさん「日本はどうなるでしょう?」たか子さん「戦後の日本に平和を齎したのが9条です。行使容認は駄目ダメなものはダメ!身体が動けば行動したけど悔しい!」と、たか子さんはベッドの上でとても悲しそうな目をしたという。

筆者「大抵の人は『自分が何をしようと社会が変わるわけはない』と思っています。発言しなきゃね!」Mさん「自分は力を持っていないと思うのは間違いなのね!」筆者「11人が意見を出さないと社会は変えられないのよね!」Mさん「これから勇気を出して意見表明しましょう!」。

超平和な島で超生真面目に「意見表明の重要性」について語り合った我々2人の会話をたか子さんは彼岸でウン、ウン、と頷いてくれているだろうか。(彩の渦輪)


癒しの楽園へ~インドネシア~

2014-11-08 15:35:02 | アート・文化

Besakih_temple_2 ブサキ寺院

大山(鳥取県)と同じ高さのバトゥール山

 インドネシアの島々の中でも飛切り長閑で美しいバリ島へ、そのまた近くのレンボガン島へと、ヒーリング・リゾートというキャッチフレーズに惹かれ、短期間娘と出かけた。「暫くは海外より日本の温泉へ」とマグロの回遊に釘をさした娘だったが、筆者がストレス・マグロになっているだろうと、荷物持ち係で同行してくれたのだった。

 ブサキ寺院はバリ最高峰のアグン山麗にあり「母なる寺」と呼ばれるバリ・ヒンドゥー教の総本山だ。バリ島には特にヒンドゥー教の寺院が多く、大小30もの寺が集まる集合寺院がブサキ寺院だ。インドはマドライでヴィシュヌのお神輿を担いだ賑やかな祭礼に参加したことを思い出しつつ、輝く顔、顔に混じり参拝。ブサキ寺院の北西、カルデラ湖が望めるバトゥール山 (1717m) へ娘が登ると言う。鳥取県の大山 (1713m)とほぼ同じ高さなので賛成し、筆者は緑の多い田園地帯ウブドゥを歩いた。緑一色に覆われた水田に並ぶアヒルの行列には思わず微笑が。娘が小学校の頃の綽名は「ガーコ」、アヒルのようにお尻を突きだして歩き、ガーガーと煩い女の子だったが、そのガーコは今、母のストレス解消のため荷物持ちでやってきて、ついでに、幼い頃登った大山-母の郷里の山-を思い出しつつ、くねくねとした山道を登っているのだ、と想像して。続く(彩の渦輪)