税務署からの紹介です。
彼の上得意のJに税務署の監査が入ったらしいです。
「毎月引いている50万の値引きについての質問だよ。
約4000万の値引きを毎月50万づつ回収の時に落としているあれだよ。正直に書いて返送してください。」
後日、これが大変の事になるとは思いもつかず、彼は事務員に書類を渡しました。
彼の会社はJから回収する時必ず50万を値引きして居ります。
領収書交換はして居りません。赤伝も起票していません。
回収があると帳簿から落とすだけです。
もう5年近く続いて居ります。
それから約1ヶ月も経ったでしょうか、このことは忘れている時、
彼は思いもかけずJから内容証明を貰いました。前触れは有りません。
「貴社に支払いの時に、毎回50万を引いているお金は、値引きでなく私が貴方に貸した貸金の返済です。
其れを値引きなど虚偽の処理をしているらしいですが、当社はこれにより大きな迷惑を蒙って居ります。
早急に訂正願います。」
思いもしなかったクレームです。
双方の処理は違っていたみたいです。
たまたまJの税務調査で発見されました。
税務署はどちらからこれに対応する税金を貰える筈と動き出した見たいです。
どちらかの申告が違って居ます。
彼のところも税務監査が入ったのです。
6年前、彼は自分が理事長の組合を整理しました。
不動産華やかなりし頃、彼の呼びかけで同業者が集まって組合を造ったのです。
当初は配当もあったのですが、直ぐに経営は成り立たなくなりました。
彼は躍起になって維持を図ったのですが、残念ながら解散しか有りませんでした。
このときに各理事は4000万、彼は1億8000万、銀行からの借入を肩代わりしたのです。
組合の議事録にも残り、取引のあった銀行も同席して決めたことです。
理事会の解散後、彼に近づいたJが一言彼に囁きました。
「今日はこんな結果で終ったが、本来は全てあなたが負担すべきお金です。
私は貴方に貸したと解釈します。引き継いだ銀行は一応はきれいにしますが、
必ず貴方から返して頂きます。」
この言葉は売掛金回収の時に現れました。
「お宅の社長に4000万貸して有るから、今日の支払いから引かせて貰うよ。」
当時は群を抜いての上得意でした。売掛金は有ります。
しかし、銀行も貸してくれない今日、そんなことされると彼の資金は大ピンチです。
やむなく彼は1通の念書をJに差し入れて居ます。
「私は貴方に4000万になるまで毎月50万を回収の都度相殺します。」
理由も目的も処理方法も書かない簡単な文句にしました。後でどうにでもなると思ったからです。
今は500万くらいの売上も、当時は3000万以上有りましたから、50万は仕方無いなと覚悟したのです。
Jはこれにより4000万銀行に返済したとき損費でなく彼に対する貸付、以後の50万の収入は、
利益でなく其の返済として処理をしたのです。
逆に彼の会社は理由無き値引き処理をして、損失にして居た事は言うまでも有りません。
税務書はJの言い分を認めたのです。
「相殺は値引きでなく、借金の返済だ。最初から彼に貸付にしている。証拠の念書まで提出した。
会社は彼個人のお金をJに支払う必要も無く、支払っても彼個人に請求が出来る。
いずれにせよ損費ではない。」
之を4年間経費にしてきた会社は追徴を払いなさいと言うのです。
延滞税其の他一切を見ると2400万になります。
彼は必死になって抗弁しました。
理事会の議事録など各人の負担と明記された物を見せても税務署納得しません。
念書があっても、最初から書類は一切ありませんと答えたり、直ぐに「弱いものから税金を取る。」など
関係ない事を強く言う彼はそれなりきに評価されたみたいです。
念書があり、最初から処理も其の通りやっているJを信頼したのでしょう。
何を言われても彼の頭に入りません。
「会社の危機を騒がれているJより彼からの方が取りやすいと考えたんだ。」
しまいにはこんな事も頭に浮かびます。
普通第3者が聞いた場合は彼の方に軍配を挙げるでしょう。
其れが簡単な寸足らずの念書と、最初から其れを出して説明しなかったばかりに、彼の会社は
2400万の追徴を受けたのです。
やっぱり念書や契約書は何通りかの解釈が出来る表現は避けるべきでしょう。
其れより大切なことは、出しにくいものこそ早く出して、開けっぴろげで説明する態度が大切でしょう。
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「毎月引いている50万の値引きについての質問だよ。
約4000万の値引きを毎月50万づつ回収の時に落としているあれだよ。正直に書いて返送してください。」
後日、これが大変の事になるとは思いもつかず、彼は事務員に書類を渡しました。
彼の会社はJから回収する時必ず50万を値引きして居ります。
領収書交換はして居りません。赤伝も起票していません。
回収があると帳簿から落とすだけです。
もう5年近く続いて居ります。
それから約1ヶ月も経ったでしょうか、このことは忘れている時、
彼は思いもかけずJから内容証明を貰いました。前触れは有りません。
「貴社に支払いの時に、毎回50万を引いているお金は、値引きでなく私が貴方に貸した貸金の返済です。
其れを値引きなど虚偽の処理をしているらしいですが、当社はこれにより大きな迷惑を蒙って居ります。
早急に訂正願います。」
思いもしなかったクレームです。
双方の処理は違っていたみたいです。
たまたまJの税務調査で発見されました。
税務署はどちらからこれに対応する税金を貰える筈と動き出した見たいです。
どちらかの申告が違って居ます。
彼のところも税務監査が入ったのです。
6年前、彼は自分が理事長の組合を整理しました。
不動産華やかなりし頃、彼の呼びかけで同業者が集まって組合を造ったのです。
当初は配当もあったのですが、直ぐに経営は成り立たなくなりました。
彼は躍起になって維持を図ったのですが、残念ながら解散しか有りませんでした。
このときに各理事は4000万、彼は1億8000万、銀行からの借入を肩代わりしたのです。
組合の議事録にも残り、取引のあった銀行も同席して決めたことです。
理事会の解散後、彼に近づいたJが一言彼に囁きました。
「今日はこんな結果で終ったが、本来は全てあなたが負担すべきお金です。
私は貴方に貸したと解釈します。引き継いだ銀行は一応はきれいにしますが、
必ず貴方から返して頂きます。」
この言葉は売掛金回収の時に現れました。
「お宅の社長に4000万貸して有るから、今日の支払いから引かせて貰うよ。」
当時は群を抜いての上得意でした。売掛金は有ります。
しかし、銀行も貸してくれない今日、そんなことされると彼の資金は大ピンチです。
やむなく彼は1通の念書をJに差し入れて居ます。
「私は貴方に4000万になるまで毎月50万を回収の都度相殺します。」
理由も目的も処理方法も書かない簡単な文句にしました。後でどうにでもなると思ったからです。
今は500万くらいの売上も、当時は3000万以上有りましたから、50万は仕方無いなと覚悟したのです。
Jはこれにより4000万銀行に返済したとき損費でなく彼に対する貸付、以後の50万の収入は、
利益でなく其の返済として処理をしたのです。
逆に彼の会社は理由無き値引き処理をして、損失にして居た事は言うまでも有りません。
税務書はJの言い分を認めたのです。
「相殺は値引きでなく、借金の返済だ。最初から彼に貸付にしている。証拠の念書まで提出した。
会社は彼個人のお金をJに支払う必要も無く、支払っても彼個人に請求が出来る。
いずれにせよ損費ではない。」
之を4年間経費にしてきた会社は追徴を払いなさいと言うのです。
延滞税其の他一切を見ると2400万になります。
彼は必死になって抗弁しました。
理事会の議事録など各人の負担と明記された物を見せても税務署納得しません。
念書があっても、最初から書類は一切ありませんと答えたり、直ぐに「弱いものから税金を取る。」など
関係ない事を強く言う彼はそれなりきに評価されたみたいです。
念書があり、最初から処理も其の通りやっているJを信頼したのでしょう。
何を言われても彼の頭に入りません。
「会社の危機を騒がれているJより彼からの方が取りやすいと考えたんだ。」
しまいにはこんな事も頭に浮かびます。
普通第3者が聞いた場合は彼の方に軍配を挙げるでしょう。
其れが簡単な寸足らずの念書と、最初から其れを出して説明しなかったばかりに、彼の会社は
2400万の追徴を受けたのです。
やっぱり念書や契約書は何通りかの解釈が出来る表現は避けるべきでしょう。
其れより大切なことは、出しにくいものこそ早く出して、開けっぴろげで説明する態度が大切でしょう。
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