Kのところに保証協会からの訴状が届いたのは突然でした。
2億円が保証協会に代位弁済になってからもう8年以上経ちます。
しかしその間、担保の売却をして、銀行と分け合いをして居ますから、今の債務は1億くらいでしょう。
最終売却してから4年半くらい経ちます。
代位弁済になった頃、彼は何回も保証協会に足を運んで居ります。
「私は確かにお借りして居ります。
しかし私どもが倒産した直接の原因は、お宅があれだけ固く保証をしてくれると約束をしたにも拘わら
ず、のっぴきならない最後になったから、裏切ったことが原因です。
どちらかと言えば私は被害者と思って居ます。
其の件、お宅の責任を明確にして頂けない限り私は返済が出来ません。」
きっぱり返済を断って居ます。
結局、保証協会は催告書を送るだけです。口頭では何にも言って来ません。Kはずうっと放って有ります。
それが今回の訴状です。
開いてみると、2000万の請求の訴状です。当初貸付は2億であったが、土地売却の入金もあって今は
1億500万である。
此のうち2000万を今回、請求とする。
という訴状です。
何で今頃? 又1億1000万の残債が何故2000万の請求になるのか彼には解かりません。
知り合いの弁護士に聞きました。
「そりゃあねえ。先ず此の借金は貴方でなく会社が債務者で貴方は保証人でしょう。
そして、此の件に関して、競売も訴訟も今まで無かったですね。
此の場合、債務者が5年間払わないと保証人が幾ら払って居ても、時効になるのです。
だから裁判をするのです。すると、時効は中断するばかりでなく、10年伸びるのですよ。
もう会社は無いから保証人の貴方に訴訟を起したのですね。
それから2000万としたのは、ひとつは保証協会の納付金の節約も有るかも知れないが、貴方に2000万以上
請求しても、無理と思ったのでしょう。
ですから、此の訴状以外の8500万は時効が成立し、事実上の保証協会の債権放棄になります。」
場合によっては、保証協会の責任を、法定で争うよい機会と張り切っていたKも何か急に気が変わり、
放っておく気になりました。
思った通り、敗訴の判決は届きましたが、債務名義を取っても、保証協会はその後今までと変わらず
何にも言って来ません。
一体何のための裁判だったでしょうか。
倒産した中小企業には、会社が無くなり、保証人だった社長が細々と代位弁済分を払って居る例は
幾らも有ります。
「会社がもう返済も出来ないし、残高承認も出来ない。それでかって、競売や訴訟など裁判所との関係は
名にも無い場合、保証人が幾ら払っていても、債務者は時効になる。そうすれば保証人も保証責務を
免れる。」
こんな噂が飛び交い、保証人は払い方に夢中になったものです。
「保証協会の呉れる振込用紙は、其のままだったら債務者が払うようになるから、払込人を変えて
振り込む事」
そんな囁きが流行ったのです。
事実、「振込用紙を書き換えしないで下さい。」と、保証協会から注意を受けた人を何人も知って居ます。
今までも保証協会は4年目に入ると、残高承認を取るのが普通でした。
それを取れない場合、訴訟も有ったようです。
しかし次第に変わってきました。
「私は保証人として5年近く真面目に返済をして居ました。ところが急に残高承認を求められたのです。
大した事は無いだろうと放って於いたら、急に訴状が届いたのです。
毎月きちんと払っているのに何だと文句を言ったら時効中断らしいです。
じゃあ、署名するから訴訟を取り下げろと言っても駄目だと断られました。」
こんな話は良く有りました。
次第に保証協会は4年過ぎたら、請求の切替え時に訴訟をするというルールが出来たみたいです。
今では残高承認の要求より、断りますが、最初から訴状の方がが多い気がします。
其の中には、請求額が残高より少なくなって居るのも結構有ります。
どっち道払えませんが、少なくなるのは気分的に楽です。
最近の珍しい例です。
振込用紙を請求しないのに24枚送ってきました。そして12枚終ったところで突然訴訟が有りました。
明らかに違反です。
しかし振込用紙が終ってからでは、時効になってしまいます。
約束通り支払っていても、支払いの最中に訴訟を起してくる此の訴訟。
受けて争おうか、それとも裁判は放って於いて敗訴になろうか、今迷って居ます。
http://oguchi-keiei.com/postmail/postmail.html ← お問い合わせは、こちらから
電話・FAXでのお問い合わせは、
042-483-3604(10時~17時)
※電話番号は、お間違いの無いようおかけ下さい。
↑宜しければ、クリックして下さい
↑こちらのランキングもお願いします
↑こちらのランキングもクリックお願いします
2億円が保証協会に代位弁済になってからもう8年以上経ちます。
しかしその間、担保の売却をして、銀行と分け合いをして居ますから、今の債務は1億くらいでしょう。
最終売却してから4年半くらい経ちます。
代位弁済になった頃、彼は何回も保証協会に足を運んで居ります。
「私は確かにお借りして居ります。
しかし私どもが倒産した直接の原因は、お宅があれだけ固く保証をしてくれると約束をしたにも拘わら
ず、のっぴきならない最後になったから、裏切ったことが原因です。
どちらかと言えば私は被害者と思って居ます。
其の件、お宅の責任を明確にして頂けない限り私は返済が出来ません。」
きっぱり返済を断って居ます。
結局、保証協会は催告書を送るだけです。口頭では何にも言って来ません。Kはずうっと放って有ります。
それが今回の訴状です。
開いてみると、2000万の請求の訴状です。当初貸付は2億であったが、土地売却の入金もあって今は
1億500万である。
此のうち2000万を今回、請求とする。
という訴状です。
何で今頃? 又1億1000万の残債が何故2000万の請求になるのか彼には解かりません。
知り合いの弁護士に聞きました。
「そりゃあねえ。先ず此の借金は貴方でなく会社が債務者で貴方は保証人でしょう。
そして、此の件に関して、競売も訴訟も今まで無かったですね。
此の場合、債務者が5年間払わないと保証人が幾ら払って居ても、時効になるのです。
だから裁判をするのです。すると、時効は中断するばかりでなく、10年伸びるのですよ。
もう会社は無いから保証人の貴方に訴訟を起したのですね。
それから2000万としたのは、ひとつは保証協会の納付金の節約も有るかも知れないが、貴方に2000万以上
請求しても、無理と思ったのでしょう。
ですから、此の訴状以外の8500万は時効が成立し、事実上の保証協会の債権放棄になります。」
場合によっては、保証協会の責任を、法定で争うよい機会と張り切っていたKも何か急に気が変わり、
放っておく気になりました。
思った通り、敗訴の判決は届きましたが、債務名義を取っても、保証協会はその後今までと変わらず
何にも言って来ません。
一体何のための裁判だったでしょうか。
倒産した中小企業には、会社が無くなり、保証人だった社長が細々と代位弁済分を払って居る例は
幾らも有ります。
「会社がもう返済も出来ないし、残高承認も出来ない。それでかって、競売や訴訟など裁判所との関係は
名にも無い場合、保証人が幾ら払っていても、債務者は時効になる。そうすれば保証人も保証責務を
免れる。」
こんな噂が飛び交い、保証人は払い方に夢中になったものです。
「保証協会の呉れる振込用紙は、其のままだったら債務者が払うようになるから、払込人を変えて
振り込む事」
そんな囁きが流行ったのです。
事実、「振込用紙を書き換えしないで下さい。」と、保証協会から注意を受けた人を何人も知って居ます。
今までも保証協会は4年目に入ると、残高承認を取るのが普通でした。
それを取れない場合、訴訟も有ったようです。
しかし次第に変わってきました。
「私は保証人として5年近く真面目に返済をして居ました。ところが急に残高承認を求められたのです。
大した事は無いだろうと放って於いたら、急に訴状が届いたのです。
毎月きちんと払っているのに何だと文句を言ったら時効中断らしいです。
じゃあ、署名するから訴訟を取り下げろと言っても駄目だと断られました。」
こんな話は良く有りました。
次第に保証協会は4年過ぎたら、請求の切替え時に訴訟をするというルールが出来たみたいです。
今では残高承認の要求より、断りますが、最初から訴状の方がが多い気がします。
其の中には、請求額が残高より少なくなって居るのも結構有ります。
どっち道払えませんが、少なくなるのは気分的に楽です。
最近の珍しい例です。
振込用紙を請求しないのに24枚送ってきました。そして12枚終ったところで突然訴訟が有りました。
明らかに違反です。
しかし振込用紙が終ってからでは、時効になってしまいます。
約束通り支払っていても、支払いの最中に訴訟を起してくる此の訴訟。
受けて争おうか、それとも裁判は放って於いて敗訴になろうか、今迷って居ます。
http://oguchi-keiei.com/postmail/postmail.html ← お問い合わせは、こちらから
電話・FAXでのお問い合わせは、
042-483-3604(10時~17時)
※電話番号は、お間違いの無いようおかけ下さい。
↑宜しければ、クリックして下さい
↑こちらのランキングもお願いします
↑こちらのランキングもクリックお願いします