「私どもはK銀行さんのように、声を大にして地域と密着した銀行と言うほどの力は
有りませんが、一旦お約束をした事は徹底的に守らせて頂きます。
支店の総力を上げて御社の資金繰りを面倒見させて頂きます。
その代わり御社も当行には包み隠さず何でも情報を提供願います。」
信金の支店長が彼に言ってからもう4年以上経ちます。
その間、信金は本当に面倒を良く見てくれました。
月に1回は定期的に朝から押しかけ、一ヶ月の資金の日繰り表を造るのです。
何回も彼から事情を聴き、もっとも妥当の数字を入れるのです。
そして不足の場合は銀行が補填をしてくれます。余れば其の返済に使用します。
此処4年くらい、彼は銀行に管理されているという気持ちは絶えず持ち続けて居りましたが
資金の不足については芯から悩んだことが有りません。
「弁護士でもコンサルタントでも税理士でもここまでやってくれるところは無いだろう。
いや銀行だってやらないさ。やっぱり信金だな。」
彼は心から信金を信頼して居りました。
彼のところは本来でしたら、7-8年前に倒産して居た会社です。
自宅兼会社の不動産ビルの資金は、個人で信金から借りて居ますが、
会社の運転資金は市銀と地銀から借りて居ます。
小さな貸しマンションが有りましたがそれを担保に相当額借りていました。
ところが貸し剥がしが始まったのです。
信金は会社貸付はプロパーが1億一寸、個人のローンも1億一寸有るが、
両方あわせて毎月100万づつ返済してくれれば良いと言って居ましたが、他の2行は違いました。
此のときはコンサルタントのアドバイスもあり。最終はRCCやサービサーと和解し、
会社とビルと残したのです。
後信金からの借入が有りますが、毎月100万づつ返済できれば自宅も会社も残り、万々歳です。
市銀も地銀も保証協会の保証が有りませんから、以外に簡単に行きました。
でも彼はそんな事はわかりません。コンサルタントの指示動いただけです。
最後にRCCに300万を払い、すべてがすっきりした時、彼は再起は簡単と思って居ました。
小さな工場でOEMと自社ブランドの女性用の靴を造った居ります。原材料は殆ど輸入です。
この時のお金さえ都合がつけば困る事は有りません。
当初はよかったですが、計数に疎い彼のこと、資金がやっぱり必要に成ったのです。
此のときに信金は嫌な顔ひとつでせず、用立てて呉れました。初めての保証協会付きでした。
しかし此の時に彼から会社の帳簿など見せてもらって居ますし、彼も開けっ広げに喋って居ます。
会社の内容を掴んだらしいです。
景気は、よくなるどころか悪くなって居ます。
彼が2回目の融資をお願いしたのは、それから間も無くでした。
此のときに支店長が冒頭の言葉を言って呉れたのです。
異議ある筈が有りません。第一異議など持てば倒産です。
彼は信金の造る日繰り表を基にして働きました。しかし市場は下がる一方です。
信金の担当者も厳しさを増す1方です。
銀行の貸借は信金に一任して居ます。保証協会などもフルに利用している様子です。
リストラも最大限敢行です。
信金の担当者がついに彼に言いました。
「社長、もうこれ以上私どもは出来ません。後は社長の決断だけになりますか。」
暗に破産を薦めて来ました。
以前相談したコンサルタントを呼びました。
コンサルタントは声を上げました。
「借入れ総額は殆ど減っていませんが、プロパーは後1500万ですね。保証協会が8000万です。
うまく肩代わりをしたと云うところですか。
住宅借入は返済条件より減りすぎて居ますね。残が7000万ですよ。
時価が6000万から6500万でしょうから、信金さんも逃げ切る寸前然までやったのですか。」
「え? 売掛が全部、担保になって居るのですか? 保証協会か信金かわからないの?
若し信金とすると売先も入金状態も掴んでいるから、信金さんも逃げ切りですね。」
何だか解かりませんが一寸暗然とした気持ちです。
「大丈夫です。まだ余裕が有ります。
此処返済猶予は一切して有りませんから、明日でも会社も住宅借入も動いてください。
返済が無ければ、資金は回りますね。
其の間に次の手を考えます。」
「今迄助けて貰った信金さん。
今から無理を言いますが、決して信金さんを裏切っているわけでは有りません。」
彼は一人、呟いて居ます。
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042-483-3604(10時~17時)
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有りませんが、一旦お約束をした事は徹底的に守らせて頂きます。
支店の総力を上げて御社の資金繰りを面倒見させて頂きます。
その代わり御社も当行には包み隠さず何でも情報を提供願います。」
信金の支店長が彼に言ってからもう4年以上経ちます。
その間、信金は本当に面倒を良く見てくれました。
月に1回は定期的に朝から押しかけ、一ヶ月の資金の日繰り表を造るのです。
何回も彼から事情を聴き、もっとも妥当の数字を入れるのです。
そして不足の場合は銀行が補填をしてくれます。余れば其の返済に使用します。
此処4年くらい、彼は銀行に管理されているという気持ちは絶えず持ち続けて居りましたが
資金の不足については芯から悩んだことが有りません。
「弁護士でもコンサルタントでも税理士でもここまでやってくれるところは無いだろう。
いや銀行だってやらないさ。やっぱり信金だな。」
彼は心から信金を信頼して居りました。
彼のところは本来でしたら、7-8年前に倒産して居た会社です。
自宅兼会社の不動産ビルの資金は、個人で信金から借りて居ますが、
会社の運転資金は市銀と地銀から借りて居ます。
小さな貸しマンションが有りましたがそれを担保に相当額借りていました。
ところが貸し剥がしが始まったのです。
信金は会社貸付はプロパーが1億一寸、個人のローンも1億一寸有るが、
両方あわせて毎月100万づつ返済してくれれば良いと言って居ましたが、他の2行は違いました。
此のときはコンサルタントのアドバイスもあり。最終はRCCやサービサーと和解し、
会社とビルと残したのです。
後信金からの借入が有りますが、毎月100万づつ返済できれば自宅も会社も残り、万々歳です。
市銀も地銀も保証協会の保証が有りませんから、以外に簡単に行きました。
でも彼はそんな事はわかりません。コンサルタントの指示動いただけです。
最後にRCCに300万を払い、すべてがすっきりした時、彼は再起は簡単と思って居ました。
小さな工場でOEMと自社ブランドの女性用の靴を造った居ります。原材料は殆ど輸入です。
この時のお金さえ都合がつけば困る事は有りません。
当初はよかったですが、計数に疎い彼のこと、資金がやっぱり必要に成ったのです。
此のときに信金は嫌な顔ひとつでせず、用立てて呉れました。初めての保証協会付きでした。
しかし此の時に彼から会社の帳簿など見せてもらって居ますし、彼も開けっ広げに喋って居ます。
会社の内容を掴んだらしいです。
景気は、よくなるどころか悪くなって居ます。
彼が2回目の融資をお願いしたのは、それから間も無くでした。
此のときに支店長が冒頭の言葉を言って呉れたのです。
異議ある筈が有りません。第一異議など持てば倒産です。
彼は信金の造る日繰り表を基にして働きました。しかし市場は下がる一方です。
信金の担当者も厳しさを増す1方です。
銀行の貸借は信金に一任して居ます。保証協会などもフルに利用している様子です。
リストラも最大限敢行です。
信金の担当者がついに彼に言いました。
「社長、もうこれ以上私どもは出来ません。後は社長の決断だけになりますか。」
暗に破産を薦めて来ました。
以前相談したコンサルタントを呼びました。
コンサルタントは声を上げました。
「借入れ総額は殆ど減っていませんが、プロパーは後1500万ですね。保証協会が8000万です。
うまく肩代わりをしたと云うところですか。
住宅借入は返済条件より減りすぎて居ますね。残が7000万ですよ。
時価が6000万から6500万でしょうから、信金さんも逃げ切る寸前然までやったのですか。」
「え? 売掛が全部、担保になって居るのですか? 保証協会か信金かわからないの?
若し信金とすると売先も入金状態も掴んでいるから、信金さんも逃げ切りですね。」
何だか解かりませんが一寸暗然とした気持ちです。
「大丈夫です。まだ余裕が有ります。
此処返済猶予は一切して有りませんから、明日でも会社も住宅借入も動いてください。
返済が無ければ、資金は回りますね。
其の間に次の手を考えます。」
「今迄助けて貰った信金さん。
今から無理を言いますが、決して信金さんを裏切っているわけでは有りません。」
彼は一人、呟いて居ます。
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