「君、こんな事って考えられる? 殆ど全員がパート。40名の給料を合わせて、満額払っても月に450万です。
其れが人件費の未払いの残が8500万なんて2年間、全員に1円も給料を払ってないのと同じです。
徹底的に調べて下さい。」
国税はかんかんです。
10年前に不渡りを出した会社です。此の時点で未納の税金は本税だけで6000万を越えていました。
今も残っている当時の債務が11億です。
それが事も有ろうが、今度は従業員の給料未払いが8500万も増えて居ます。
しかし調べれば調べるほど本当らしいです。
出勤簿や給与台帳はそうなって居ます。
それに何通かの支払い督促の訴状が有ります。
耐え切れず辞めた者が給料の支払いを裁判所に訴えて居ます。
市会議員が調停に出て和解書など結んだ形跡もあります。
どこからどう突いても給料の未払いは確か見たいです。
10年前、彼は不渡りを出しまいた。此のときに法的整理も任意整理もせず、そのまま会社を続けたのです。
何と言おうが現金交換ならば、部材を出す業者は一杯有ります。
お金は全然有りません。
唯倒産のときに少しでもと思って、個人別に袋に入れておいた給料をこれに回したのです。
従業員には訳を話し「会社が回転してくると、きちんとできる。」とうまく宥めて、使ったのです。
これが最初でした。
唯これによって彼は、「どこも貸してくれない中小企業においては、給料はまたとない資金源だ。」
と理解しちゃったんです。
当初はパートたちも会社に預けて、「貯金して居るみたいなものだ」と協力的でしたが、
此の額が嵩むに連れて不安になってきました。それより家計に入れるお金が有りません。
すると今度は彼が一方的に支払いを調整するようになったのです。
3万払うとか5万払うというようなことをし始めました。
これについていけない者は辞めて居りますが、此の不便な地方、辞めると次の働き場所がなくなります。
ですから意外にこの方法は続いて居たのです。
一方彼は自分が不渡りを出してから、別会社を3つ作って居ります。
その一つと地元信金が当座取引が結べてのです。不渡り後2年と経っていませんでした。
最初は現金引換えの仕入先は、付けの現金に変わり、何時の間にか手形になって居ました、
リーマンショック・大震災と続いてまたまた大ピンチ、またもや不渡りを出す羽目に成ったのです。
しかし、彼は前回の経験から、不渡りを出してどんなに迷惑を掛けようが取引して呉れるところはは
絶対に有る。今の場所で、今の機械設備を使える限り何とかなると云う信念を持って居ました。
以前国税が「お前のところは嘘は全然言わんな、其れだけが救いだ。唯やればやるだけ人に迷惑を掛けている。
税金は全然払わんし、給料も払わんし、仕入先にも買いが溜まっていくだけだ。
詰まり生きて入る事が罪悪だ。自発的に関連会社とも4社がなくなるのが一番良いと思うよ。唯この時、
どこかが後をやるにも第2時納税会社に成らないようにな。」と云ったのを覚えて居ます。
不渡りの間近、彼はパートを集め、此の会社の終わりについて説明しました。
「しかし唯止めるのは勿体無い。儂も貴方方に多額の給料の未払いがある。
どうだろう今までの負債は全部儂が責任を負い、新たな工場をやってくれる人が居ないだろうか。
今の売掛金や資財など全部使ったよい。見返りに給料未払い分を引受けて貰えば良い。
儂は一切表面に出れないが、必用ならばいつでも役立つよ。」
此の話にまんまと乗ってきたのです。
一人のパートの連れ合いが名乗りあげました。
国税は第2時納税義務者にならない事を保証しました。
これで何とか新会社は周り始めたのです。
無論儲かって未払い給料まで払えるか解かりません。
パートの人たちは半分以上は止めたものの未払い給料と知っています。
儲ければ其れまで自分達がもらえるとおお張り切りです。
多額な未払い給与がこんな形に成ったのは初めてです。
問題は利益です。そして戻って来たい彼を阻止することです。
百戦錬磨の彼を近づけさせないようにする事は至難のわざと言えましょう。
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042-483-3604(10時~17時)
※電話番号は、お間違いの無いようおかけ下さい。
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徹底的に調べて下さい。」
国税はかんかんです。
10年前に不渡りを出した会社です。此の時点で未納の税金は本税だけで6000万を越えていました。
今も残っている当時の債務が11億です。
それが事も有ろうが、今度は従業員の給料未払いが8500万も増えて居ます。
しかし調べれば調べるほど本当らしいです。
出勤簿や給与台帳はそうなって居ます。
それに何通かの支払い督促の訴状が有ります。
耐え切れず辞めた者が給料の支払いを裁判所に訴えて居ます。
市会議員が調停に出て和解書など結んだ形跡もあります。
どこからどう突いても給料の未払いは確か見たいです。
10年前、彼は不渡りを出しまいた。此のときに法的整理も任意整理もせず、そのまま会社を続けたのです。
何と言おうが現金交換ならば、部材を出す業者は一杯有ります。
お金は全然有りません。
唯倒産のときに少しでもと思って、個人別に袋に入れておいた給料をこれに回したのです。
従業員には訳を話し「会社が回転してくると、きちんとできる。」とうまく宥めて、使ったのです。
これが最初でした。
唯これによって彼は、「どこも貸してくれない中小企業においては、給料はまたとない資金源だ。」
と理解しちゃったんです。
当初はパートたちも会社に預けて、「貯金して居るみたいなものだ」と協力的でしたが、
此の額が嵩むに連れて不安になってきました。それより家計に入れるお金が有りません。
すると今度は彼が一方的に支払いを調整するようになったのです。
3万払うとか5万払うというようなことをし始めました。
これについていけない者は辞めて居りますが、此の不便な地方、辞めると次の働き場所がなくなります。
ですから意外にこの方法は続いて居たのです。
一方彼は自分が不渡りを出してから、別会社を3つ作って居ります。
その一つと地元信金が当座取引が結べてのです。不渡り後2年と経っていませんでした。
最初は現金引換えの仕入先は、付けの現金に変わり、何時の間にか手形になって居ました、
リーマンショック・大震災と続いてまたまた大ピンチ、またもや不渡りを出す羽目に成ったのです。
しかし、彼は前回の経験から、不渡りを出してどんなに迷惑を掛けようが取引して呉れるところはは
絶対に有る。今の場所で、今の機械設備を使える限り何とかなると云う信念を持って居ました。
以前国税が「お前のところは嘘は全然言わんな、其れだけが救いだ。唯やればやるだけ人に迷惑を掛けている。
税金は全然払わんし、給料も払わんし、仕入先にも買いが溜まっていくだけだ。
詰まり生きて入る事が罪悪だ。自発的に関連会社とも4社がなくなるのが一番良いと思うよ。唯この時、
どこかが後をやるにも第2時納税会社に成らないようにな。」と云ったのを覚えて居ます。
不渡りの間近、彼はパートを集め、此の会社の終わりについて説明しました。
「しかし唯止めるのは勿体無い。儂も貴方方に多額の給料の未払いがある。
どうだろう今までの負債は全部儂が責任を負い、新たな工場をやってくれる人が居ないだろうか。
今の売掛金や資財など全部使ったよい。見返りに給料未払い分を引受けて貰えば良い。
儂は一切表面に出れないが、必用ならばいつでも役立つよ。」
此の話にまんまと乗ってきたのです。
一人のパートの連れ合いが名乗りあげました。
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これで何とか新会社は周り始めたのです。
無論儲かって未払い給料まで払えるか解かりません。
パートの人たちは半分以上は止めたものの未払い給料と知っています。
儲ければ其れまで自分達がもらえるとおお張り切りです。
多額な未払い給与がこんな形に成ったのは初めてです。
問題は利益です。そして戻って来たい彼を阻止することです。
百戦錬磨の彼を近づけさせないようにする事は至難のわざと言えましょう。
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