かっ飛ばせ借金 打ち勝て倒産

 
 ‐オグチ経営研究所‐

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姉夫婦への貸金のリスク保全

2015-09-06 | 事例
失業、それに大きな交通事故、身障者になる可能性も大きい。1200万の住宅ローンが払えない。自宅の時価は600万だ。
彼は妻と二人して考えた。義弟が代わりに住宅ローンを一括返済する。これを確実に返済する約束として自宅を担保に入れる。
返済方法は彼がまともに働くまで待ってもらう。という案だ。
義弟は面白くない。1200万を出すのは良い。が、相手の条件は返済してもらえるか分からない。
また、良くても600万しか戻ってこないだろう。

私は1案を進言した。
義兄は義父が残したアパートを事実上貰っているではないか。唯名義変更をして無いだけだ。家賃は8万は入ってきている。
これを担保にして入る家賃の半分以上は返済して貰うようにしないと、相手は返す事を忘れるよ。

義兄はこの家賃は今後生活費として無ければ困る。名義変更は他の相続人と最終の詰めの話が出来て居ないから駄目という返事。

「どうしたらいいでしょうか。」
と義弟が聞いてきたから「じゃあ貸せるな。」
「いや二人が困っているから、貸せるのは貸してやりたいです。」
「でも貴方の思惑通りにならないでしょう。貸せるなんて考えなくて、放っておいたらどう 
 か。競売になればなったで仕方ない事ではないか。」
「それじゃあ兄弟として耐えきれません。当初は私は回収なんて考えずに貸してやるつもりでした。」

これ以上揉めても仕方無い。少し強く云う。
「金を貸す人がリスクなしを考えるのは当然。この場合はアパートまで担保にする方法しかありません。
 他の相続人との話は、私が中に立って纏めてもよいですよ。
 それに返済は、毎月少しでも貰うようにしなければ、借りて居る者は返す事を忘れるのです。
 だから無理しても毎月回収を考えるのです。

 それらの事がどうしても出来ないときは、貸すのをやめるか、捨てるつもりで貸すかのどちらかしかありません。
 特に兄さんたちは自宅を明け渡しつもりなど全然ないでしょう。
 ということは、貴方は捨てるつもりで1200万貸しなさいよ。

弟はそれから何も云わなくなった。
二日後、「銀行にすべて返済しました。担保解除の証書もいただきました。」と連絡があった。 

鮑の踊焼き

2015-09-06 | 雑感
「鮑の踊焼き」食べる段には上手い料理だ。
しかし、この踊りを見て居るのが、たまらなく嫌だ。ウナギを料理するときは
一気にやるが、これは 抵抗出来ない生き物が、もがいて居るのを楽しんでいる。
折からテレビがシリヤ難民の事を報じていた。
難民幼児が波打ち際に打ち上げられた報道写真の事である。
これを見て、ユーローの中で難民受け入れに反対の政治家が考え方を変えたと報じていた。
こんな政治家ならば鮑の踊焼きを見れば、禁止令を出さないだろうか。