かっ飛ばせ借金 打ち勝て倒産

 
 ‐オグチ経営研究所‐

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破産しろと云われて怒る債務者

2015-04-15 | 事例
「彼の怒りが本物ならばこの会社は再建できる。」
彼がものすごく怒って公庫に行きました。と聞いて閃いた事です。

「俺は数字が嫌いだ。決算書なんか役に立たない。其れより経営者は率先して店の掃除をすべ きだ。」
と毎夜11時まで一人でお店の掃除をして居た彼、でも経営する店は毎年赤字。
もう5年以上返済は金利だけです。

大手遊園地内に店を構える彼。商品単価は一般より3割くらい高いです。
売上は人あたりこれも一般より多いです。
それで毎夜11字まで頑張っても赤字、掃除をして居ない時はお金に追われています。

疲れて、嫌になって、店仕舞を考えました。
電話は偶然にGでした。

今まで彼に教えた人は居ない。税理士だって何かもったいぶっているだけ。
Gには欠点が直ぐにわかりました。
原価が相当高い。大家の遊園地に払うテナント料も高か過ぎる。其れとアルバイトの使い方。
改善案は直ぐに出来ます。
潰れても良いという覚悟で強く交渉をさせると効果が見えて来ます。

此処で彼は気がついたのです。
「掃除だけが経営者の仕事ではない。やっぱり経費や原価も見なきゃ。
 いや、扱い品も検討すべきだな。俺も少し勉強するぞ。」

しかいまだ内部が弱くもう1年は金利だけにして貰いたいです。
俺がこんなに、会社の事を思って居るから銀行さんも解かってくれるだろう。

切り替え時期のためか、債権者の銀行の担当が尋ねて来た。
事情を話したがそれには耳を傾けず言った。
「もう5年間金利だけですよ。もう1年やっても同じでしょう。1万でも2万でも元金を
 払うならば別として、出来ないならば破産をすべきです。その方が貴方を含め関係する
 人達全員がハッピーですよ。」

目覚める前の彼ならばその言葉に耳を傾けただろうが、目覚めたか彼は違う、
「破産?そんな事言って良いのか。」
今までは出来なかった資料を作って上司に会った。

上司は彼の要望を聞いただけでなく激励してくれた。

「苦しくても以前より何か充実感はある。」
破産しろと云われて、彼は尚、立ち直りの気概を持ったみたいです。


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