かっ飛ばせ借金 打ち勝て倒産

 
 ‐オグチ経営研究所‐

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競売取り下げ後の法的回収。

2016-03-14 | 事例
日曜日、でもよく電話がある。
弥生賞も過ぎた。これから競馬のシーズン。頑張ろうかと思って居る時にベルの音。
電話の第一声は大概「無料相談ですか。日曜日でもよろしいですか。」と決まっている。

今日は以前から何回も相談した人からも有った。
「サービサーは法的処置をとると言ってきました。今後考えられる法的処置とはどんなことですか。」
債務名義を取られても払わない彼に有ったのが、差押え通知だ。
仮差しになって居たのが正規に差し押さえになって今回競売にかけた。

彼は大慌て、全く予期しない差押え。周囲にも聞いたが誰もが競売必至と言う。
知人の弁護士すら、「自宅は明け渡しですね。」という。困り果てて、ネットで探した私に電話が有った人だ。

「心配ない。無剰余ですよ。私に言わせれば、無剰余と気が付かないサービサーがおかしい。
 放っておきなさい。何にもしてはいけません。1ヵ月くらいで競売取り消しの通知がきます。」
当初全然この言葉を信じなかった彼も、やがて裁判所から「担保取消決定」として、
取下げの通知が届いて以来、一転、私を信頼するようになっていた。

債務は残っている。債務名義は生きている。でも、相手は手の打ちようがないからもう安心ですよ。
と言って居たその下からサービサー―からの一片の予告状が届いたのだ。

「またこんなことを言ってくるとは。今まで不動産以外の差押えはなかったから、
 今度は預金や売掛金など狙ってやってくるかも知れないよ。
 または、その前に財産開示を求める訴訟をしてくるかもしれないよ。

 この文章では1度話し合いをしないとあるから、1度は会いなさい。
 そして、払う気持ちは やまやま だけれど金がない。
 出来るまで待ってくれと頼め。それでは駄目だと言った時に開き直れ。それではどう
 しようもないから、御社の好きの通りにやってください。と、口調は柔らかくね。」

今までほ他の債権者から何回も差し押さえられているから、差し押さえの見当はつく。
それは心配しないが、財産開示とは何ですかと心配気。

心配するなと大略を説明してもピンと来ないらしい。
しかし、例えどんな事があっても何にもなければ怖いものは何位もないじゃあないかと言って納得させる。

最後に彼から言われた。
「無料相談と言っても何回も先生の力を借りて居ます。
 心ばかりですが、5000円振り込ませて頂きます。銀行を教えてください。」
額によらずうれしいし有り難いがこの数字何処から出たのだろうか。
考え込んでしまった。








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