かっ飛ばせ借金 打ち勝て倒産

 
 ‐オグチ経営研究所‐

 ☆★自分でできる経営の再生と整理★☆

  

挑発する言葉

2007-09-07 | 事例
Nは払わないと覚悟しました。
借りたお金です。その保証人ですから無理をしても払いたいです。
其れが人としての努めと思っていました。
だからこそ、親戚知人を駆け回って、漸く100万を集めたのです。

借りたお金には、ほど遠いですがせめてこのくらいは
払わなければと思います。

時代が悪い、貸手責任もあるのではないか、と自分で自分を慰めることも
有りますが8000万を返せないことは事実です。
銀行からサービサーに債権は譲渡されました。

銀行には、返済できなくなった時、呼ばれて事情を聞かれただけです。
後2-3回の電話は有ったと思いますが、払えない事情を察してか
強い請求の言葉はありませんでした。そしてサービサーに譲渡されました。
サービサーの担当者は今の人で3人目です。前の方二人は温厚の人で、
そのうち一人はわざわざ訪問もありました。詳しく事情を聞いて
払えないことが解かったみたいです。それでも払ってくれと言い難そうに
言います。此方は漸く100万を都合し其れを渡そうと思って電話をしたら、
担当が替わったと今度の人が挨拶です。

のっけから言う事が違いました。
「お宅には少なくとも10%の800万は払って頂きます。そのくらいは
払えるでしょう。」と高飛車です。
此方の言う事など聞く耳を持ちません。
「お宅には債務名義を持っていますからうちは何時でも差押も出来ます。」
前の担当から一言も聞かなかった言葉です。
そしてからがくどいです。「今は何をして居るの。」
「収入はどのくらいありますか。」
「兄弟から借りることは出来ませんか。2番目の姉はよいところに嫁いで
居るのでしょう。」全く余分の言葉です。どうして知ったのかも疑問です。

半ば罪人扱いっぽい言葉を聴いていますとだんだん腹がたってきました。
「そのような事は全部喋っています。前の方に聞いてください。」と云って
電話を切りました。
2日ほどして届いたのは差押さえ予告でした。
放っておきました。期限が過ぎても何も有りませんでした。

2ヶ月ほど過ぎて又あの担当から電話がありました。
「どうですか。払えるようになりましたか。」
「そんなに急に払えるようになる筈がありません。」
ガチャと電話が切れて前回と全く同じ差押予告が届きました。
さすがに、日付けだけは違っていました。

Nの知人が言っていました。やはり多額な債権がサービサーの大手に
譲渡されて漸く和解が出来たのです。途中、和解話が壊れて、
次の案が出るまでに余りにも時間が掛かったために、何でこんなに
時間が掛かるのかと聞いたらしいです。

「債務者の方が本当に何も無ければ幾ら時間がかかっても
平気の筈です。逆に請求が無くてよいのではないでしょうか。しかし、
債務者の方で多額のお金を隠して持っている人が居ります。
その方たちは時間がかかるのを非常に恐れています。何時ばれて差押が
あるかと気が気ではないです。やがてボロを出します。私たちは其れを
待って居ます。そのために時間を掛けています。」
知人はなるほどと感心すると同時にそのうちに無性に腹が立って来たと
言っていました。

1部の人の中にはそのような人も居るかも知れないが、大多数の人は
善良で心から1日も早く和解を望んでいる。其れを全員そんな心理作戦を
やられたのでは、たまったものではない。
サービサーってそんなに偉いのか。そんな権限があるのか。

サービサーに譲渡する前の銀行には相当な額を払っていたので
はないか。サービサーに払えぬ道理が無い。と責められている人も
居ます。払うためにどのくらいの無理をしたか、そのために私財も
無いも使い果たし、ついに払えなくなったからサービサーに譲渡された
ことは見て居りません。

彼らには理屈ではない。
無い処からは取れないと言っていますが、本音は、どんな手段であっても
取れればよいというのがこれらサービサーの本音でしょう。

債務者の背一杯の返済が、サービサーから見て、
全て作り事と観られては債務者も頭に来ます。

Nさんのもう払わないと言う言葉はわかります。
そんな彼を尚励ましたくなります。




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