「森の学舎」の日々のできごと

学習塾「森の学舎」の日々のできごとや、“おかさん”の感じたことなどをつづっていきます。

8畳間、様変わり。(和室のよさ)

2009-09-05 13:01:27 | Weblog

学舎の国語教材の一つに「あい・キャン」というものがあります。その、小学4年生向けの文章の中に、「和」と「洋」の違い、それぞれの良さが紹介されているものがありました。

その中で、「洋」は使う目的がはっきりしているので、その目的にあった家具を置いて使っている。それに対して、「和」は、一つの間を多目的に使う。昼は居間に、夜は寝室に、などにである。というようなことがうたわれていたように思います。

「森の学舎」の各部屋の利用方法も、このとおりで、「教室」は“勉強するため”の机が並べられ、ホワイトボードが設置されています。いわゆる、目的が決まった「洋」として使っています。

和室のガラスは割れないように透明のシールをバッテン状にはってあります。

このおかげで、大きなバランスボールなどの衝撃にも耐えています。↑

一方、8畳間はどうかというと、小学生の放課後は、野球場になったり、お化け屋敷(おとといの「知的Gameの日」に変身しました。)、卓球場、レスリング部屋、等々いろいろなものに変身して使われています。学舎のイベントも主にここで行われます。

ふすまは、強化のしようがないので穴だらけです。↑

 そんな和室が、今年になってもう一つ新しい使われ方をするようになりました。それは、中学3年生たちの「自習室」というものです。小学生が帰った後、台所のテーブルを持ち込んだり、あるいは、小さな組み立て式机を幾つか並べたりして勉強しています。クーラーなどもなく決して居心地が良いとは思えませんが、家にいるより、しっかり学習モードになれるのだそうです。

 2名の生徒が自習をして帰りました。↑

とにかく、「和」のよさを最大限に生かして、いろいろな形で、大いに利用してもらいたいなと考えています。

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トンボ・どんぐり・日本人の戦略(種の保存)

2009-09-05 11:28:19 | Weblog

8月18日のこのブログで紹介した「アオイトトンボ」が、まだ庭の隅で生息しているのを、今週になって確認しました。調べたところ、トンボの寿命は成虫になってから「数ヶ月」もあるものも珍しくないとのことでした。また、「アオイトトンボ」では、メスの場合、婚姻できるようになると白い粉が体にふくのだということがわかりました。

3匹のトンボがいました。↑

私はてっきりトンボもセミと同じで、羽化後、1週間か2週間くらいで死んでしまうのだろうと思っていたので、驚きでした。何ヶ月かの間、自然の猛威にさらされ、その中で生き残ったものだけが、子孫を残すという戦略のように思われます。

一方、「どんぐり」ですが、毎日散歩をしている森でその姿をよく目にしています。木の上を眺めてみると、葉っぱの隙間にたくさんの「どんぐり」をつけています。その数たるや、ものすごい数です。思い出してみると、秋も深まると、森の地面には、足の踏み場もないほどのどんぐりが散らばっています。こちらは、大量生産・大量消費をモットーとして、ごく一部のどんぐりだけが生き延びてくれればよいという戦略のように思われます。

今朝の散歩の時に拾ってきました。↑

森の道の脇には、小さなどんぐりの木の芽がたくさんあります。少々、人に踏まれてもへこたれずに頑張っています。

そして、そんなことを考えている時に、「日本人」はどうなのかなと、考えました。果たしてどういう戦略なのでしょうか?種の保存ということを、真剣に考えているのでしょうか?

一見、老人大国を目指しているだけのように見えるこの国は、一人一人の寿命を延ばす戦略なのでしょうか? ここのところ、出生率が1.3・・・とかなり低く、現実に人口が減ってきているといいます。確かに、「少子化問題」は、国の課題の一つに掲げられているようですが、その優先順位はかなり低いように思えてなりません。

このままでは、そのうち、日本人も「絶滅危惧種」となってしまうのでは・・・・?と、馬鹿なことを考えてしまいました。

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