昨日の八ツ場ダムの話の続き（日経社説）

今朝、日経新聞の社説を見たら、『ダムのムダ　理由を明確にして見直しを(9/8)』

というタイトルで、八ツ場ダムに関する記事が出ていました。その中には、「八ツ場ダムの恩恵を受ける１都５県はすべて早期の完成を望んでいる。」という一文がありました。

あれ、“おかさん”の認識は間違っていたのかなと思い、いろいろ調べてみると、やはり“おかさん”の認識が違っていたようで、首都圏の知事の集まりの中ではみな賛成を表明しているようです。

ただ、本当に日経新聞の社説にあるように、「八ツ場ダムの恩恵を受ける１都５県はすべて早期の完成を望んでいる。」のでしょうか？

前回の千葉県知事選挙の時の争点の一つに、このダム建設の是非に関する問題があがっていたように、すんなりとみんなが賛成しているとはいえない状況だと思います。（現職の千葉県知事、森田健作さんは、選挙の間、この件に関しては見解を明らかにしていませんでした。その後、アクアライン通行料金値下げが決まったあと、急にダム建設賛成と表明しているようですが・・・・。）


日経新聞社説にあるように、「八ツ場ダムの恩恵を受ける１都５県はすべて早期の完成を望んでいる。」と決め付けられてしまうと、議論にも何にもなりませんが、本当に必要なのかどうかを、過去から引きずっているしがらみや、目先のことだけにとらわれるのではなく、もう一度しっかり判断しなおして欲しいと思います。