自由が丘から大井町線に乗り換えて2つ目の駅「尾山台」にあるケーキ屋さんです。こちらの河田シェフは、流行にとらわれない伝統的なフランス菓子を作り続けているまさに「職人」。店内の奥には、フランスのお菓子やさんでもあまりみないようなクラシカルな焼き菓子がいっぱい!ケーキ類も、ショーケースの端から端までざっと30種類ぐらいあるでしょうか?どれも美しくて、圧巻です。
ここで修業したパティシエも数多く、モンサンクレールの辻口シェフもはじめはここにいらしたそうですよ。自由が丘にお店をだすとき、「いちごのショートケーキはだすな」と言われたそうです。フランス菓子とは違う、というこだわりなんでしょうね。
さて、今日のお目当ては、Glace:アイスクリームですさすがにお持ち帰りはできないのでイートイン。バニラ、ショコラ、フランボワーズ、パッション、バナナなど10種ぐらいのなかから選んだのが、「カラメル」。・・・濃厚なのにさっぱり!口の中で味がもたもたしません。紅茶のようなさわやかな香りして・・・すばらしいアイス!¥500はちょっと高いかな、と思ったけど・・・ぜひぜひおすすめ。口直しのビスキュイもまたおいしい♪
お持ち帰りはコチラ。
・・・どれにしようか、ほんとに悩みます・・・。でも、このボリューム感に惹かれて(笑)、「メレンゲ・シャンティ・キャラメル」(¥470)を1つ。それと、「アリ・ババ」(¥370)。
「メレンゲ・・・」は、カリっと焼いたメレンゲで、たっぷりのキャラメルクリームをサンドしたケーキ。思ったとおり、おいしい さくさくっと香ばしくって、クリームはふんわり生クリームベース。たまりませんー。
「アリ・ババ」は、ラム酒をひたしたブリオッシュのケーキ。お酒が強いのでこれまで敬遠していたのですが、こないだ読んだ本で、ルイ15世妃の父であるポーランド王が考案した、とても歴史の古いお菓子だと紹介されていたので、ちょっとトライすることに。王は千夜一夜物語にでてくるアリババのファン?だったので、このお菓子にその名がついたそうです。ちなみに、サバランはアリババを後にアレンジしたお菓子で、中にレーズンがはいっていません。
・・・こういう焼き菓子、大好きなんです。
「ポンヌフ」(左)と「コンベルサシオンポワール」(右)、どちらも¥315です。
「ポンヌフ」は、「新しい橋」という意味ですが、今、セーヌ川に現存している橋の中では最古!こないだのパリ視察でも渡ってきましたよ~。たっぷりの粉糖とフランボワーズジャムがのったシュー生地の下にはこっくりした甘みのりんご甘煮がかくれています。
一方、「コンベルサシオン」の意味は「会話」。フランスでは、指をばってんする所作は「会話」を意味するそうで(日本では喧嘩を意味しますよね)、お菓子の表面の格子模様からそう呼ばれるようになったそうです。卵白と粉糖で塗ってカリカリに焼き上げたお菓子で、中にはアーモンドフィリングと洋ナシがはいっています。
どちらも伝統的なフランス菓子ですが、なぜかお店であまりみないので、みつけるとつい買ってしまいます。・・・後から気がついたのですが、ワタシ、このお菓子、3回目でした。オーボンヴュータン来店歴3回にして、3回とも買っていたとは・・・相当好きなんだなー笑
AU BON VIEUX TEMPS オーボン ヴュータン ご参考→ケーキピアHP
東京都世田谷区等々力2-1-14 03-3703-8428 9:00-18:30 休:水
※商店街・・・改札でてから右か左か、いつも悩みますが・・・賑やかそうな方面(交番と反対方面)にいくと5分ぐらいです!