okashihimeのおやつな生活

   こんなお菓子やあんなお菓子・・・そして、ときどきごはん。

風流堂 こぼれ萩

2015-10-04 22:07:00 | 松江・出雲のおやつ

 松江駅から徒歩15分ほどの寺町・天神エリアは、老舗菓子店さんが連なるスイーツスポット。風流堂、三英堂、彩雲堂、桂月堂・・・和菓子好きな方なら、聞いたことがあるお店ばかりでしょう。

 デパートでも買えるけれど・・・やっぱり、一度は店舗に行ってみたい!

 こちらは明治23年創業の風流堂さん。日本三大銘菓と呼ばれている不昧公好みの「山川」を復活させたのもこちら。時間が早すぎて、本店はまだあいてなかったので、すぐ近くの寺町店へ。(こちらの方が新しく、お店も広いです。)

 うれしいことに、寺町店、お店の奥に茶室があって、そちらでお菓子をいただくことができるんです♪ 

 なんと、抹茶つき 予想外のおもてなし・・・これはサービスなのでしょうか?

 いただいのは「こぼれ萩」(¥184?)。ういろう製のお餅で中は白あん。さわやかな黄緑色に、ピンクの新引粉が可憐です

 松江銘菓「朝汐」。

 「山川」や「若草」などの不昧公ゆかりの銘菓は、市内の各和菓子屋さんでそれぞれつくられていますが、「朝汐」も、風流堂以外のお店で販売される定番菓子。もともとは、大正時代に風流堂が考案したおまんじゅうのようですよ。

 真っ白なじょうよ饅頭の中には、「しののめあん」とよばれる島根独特の皮むきあん。うす紫色のあっさりとしたきれいな色めのあんこです。「朝汐」には、あんにちょっとだけ小豆皮がはいっているのかな。

 4コ入り、¥810。

 せっかくきたので、初めてみるお菓子も。

 「くろがねもち」(4袋、¥720)。

 松江城内にあった天然記念樹「くろがねもち」にちなんだお菓子です。黒糖風味のおもちに玄米粉をまぶしたお菓子。くるみも入っていて香ばしい!

 パッケージの「くろがねもち」は作家・宮尾登美子筆。NHK大河ドラマ「篤姫」に薩摩のくろがねもちの木が登場し、そのご縁だとか。

 壊中しるこの「日本海」(¥162)。日露戦争記念菓の復刻版です。

 本店はこちら。ブラタモリで、タモリさん、きてましたね 風流堂さん、もともとは船問屋だったようです。

 おそらく、一昔前はこの辺りが松江のメインストリートだったんじゃないのかな。

 せまいながらもアーケード街になっています。

 風流堂本店のお隣は山陰合同銀行。歴史を感じる重厚さ。こちら別館とのことですが、昔はたぶん、こちらが本店だったのでは?

 この裏手に、14階建て高さ75mの本店ビルがあるのですが(山陰地方で一番高いビルなんですって。)、10階に展望ロビーがあるのですよ!

 宍道湖を一望 この日は朝から晴天で・・・すっごくきれいでしたよ 今みてもすばらしい眺め!

 かなり新しめのビルで、眺望フロアにはこんなロビーも。

 10時きっかりに入館したので、誰もいなかったのですが・・・こんなすてきなスポットを完全に一人占め ガイドブックにも載っていない穴場です。ぶらり、おさんぽしてよかった!

 1階から眺望フロアまでの直通エレベーターがあって、開放時間は自由に出入りできます。(警備のおじさんはいますが、特に受付もなかった。) もしかしたら平日限定なのかも、と思いましたが、あるサイトには年中無休とありましたよ。時間は・・・10時スタートしか覚えてないです。。。 

 不確かな情報で恐縮ですが、すばらしい景色を堪能できる場所なので、お近くにいらしたら、ぜひお立ち寄りをおすすめします

 

風流堂 HP

寺町店★松江市寺町151 TEL 0852-21-3241 

 

 

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一力堂 姫小袖

2015-10-04 19:42:08 | 松江・出雲のおやつ

 茶の湯が盛んな松江には、おいしいお菓子もたくさん お菓子屋さんめぐり、楽しみにしてきました!

 創業260年の老舗、一力堂さんの「姫小袖」は、松江藩お留め菓子。松平家の茶会や法要など、藩の御用時のみおつくりしていたそうです。繊細な倫子模様の紅白の和三盆菓子・・・本来の菓銘は不明ですが、このかわいらしさに「姫小袖」と名付けたとか。中にはこっそり、皮むきあん。 前かファンでしたが、やっぱりおいしい 特にできたてはほろりとしてとろけるよう。

 箱もすてきですが、自宅用なので箱なしで購入(6個入り¥778)。

 松江藩にちなんだこんなお菓子も。

 松平家の葵紋をかたどった「松江葵」。松江藩主の初代藩主・松平直政は、徳川家康の孫。だから、葵紋なのですね!葵紋でも、徳川本家、水戸藩、紀州藩などそれぞれ微妙に違うみたい。一見、同じにみえちゃいますね。

 5個入りで¥324。(ばら売りもあり)

 なかなかこれないお店なので、生菓子もいただいてみました。

 「小倉」と「青柿」(ともに¥162!)

 ふっくら小豆粒がたっぷりの「小倉」。中は意外と白あんでした。あんこ好きにはうれしいお菓子 こういうお菓子は小豆のおいしさがストレートにでるだけに・・・腕のみせどころ。大きなお菓子やさんではないけれど、いろんなお菓子を、1つ1つ、丁寧につくられているのがわかります。

 「青柿」は、ぎゅうひで白あんをつつんだお菓子。8月末だったので、柿もまだ青かったです

 それにしても、手軽なお値段でびっくり!

 これも¥50!

 あんずジャムをロールしたプチロールケーキ。ちょっとしたおやつにいいですね

 駅にも売場がありますが、せっかくなので、お店にいってきました

 松江藩にお菓子を納めていた御用達箱。まだ大切に残していたのですね!

 京店商店街にあります。

 

高見一力堂 HP

島根県松江市末次本町53 TEL0852-28-5300  9:30-18:30

 

 

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松江のお菓子 @観月庵と明々庵

2015-10-04 00:12:06 | 松江・出雲のおやつ

 茶人大名として名高かった松江藩七代藩主・松平不昧公。松江城の近くには、不昧公ゆかりのお茶室をながめながら、お茶をいただける場所がいくつかあるのですよ。

 天台宗・普門院は、400年ほど前、松江城が築城された同時期に創建された寺院。こちらの境内にある観月庵に、不昧公も堀川の船にのってたびたび訪れていたのだそう。

 丸窓からお月さまをながめながら、お茶を楽しんだのですね。月がよくみえるように、ひさしが短いのも特徴だそうです。

 お茶室を見学した後、お座敷でお茶を。

 お菓子は、「初雁」。黒糖風味の葛の中に、栗がごろごろはいったこしあん。おいしかった!向月庵というお菓子屋さんのものだそうです。デパートなどに出店してないそうで、棹菓子もおすすめだとか。 

 お茶碗、松江城だ!

 静かな時間。

 さて、お茶をいただいた後、今度は明々庵へ。

 こちらは、不昧公が自ら指示書(今でいう建築図面?)を作成して建てたお茶室。

 一時期、東京に移転していましたが、松江に里帰りし、不昧公150年忌に現在の場所に再興されたそう。

 高台にあり、松江城も一望できます。

 明々庵を眺めながら、まずは松江銘菓を。

 「若草」と「菜種の里」。どちらも不昧公好みのお菓子です。

 「若草」は、松江市内のいろんなお菓子屋さんでみかけますが・・・彩雲堂の初代が伝承をもとに明治時代に復元したもの。今や松江を代表する銘菓で、市内のいろんなお店でみかけます。専売特許にしないで、みんなで一緒に盛りたてているのですね!昔は、春と夏とで緑の色合いをかえていたそうですよ。

 明々庵の「若草」は、彩雲堂さん製。通常のハーフサイズですが、前日に工場でカットしたものを直送しているそうですよ。

 不昧公が命名した「菜種の里」も、面高屋から三英堂の初代がゆずりうけ復活させたお菓子です(昭和4年)。あざやかな黄色を菜種の花に、白い米粒を蝶々にみたてています。本来は、もっと厚くて大きく、割って小さくしていただくのですが、これはお茶席用に一口サイズにしたもの。すてきだったので、おみやげにも買いました!(8コ入り¥600)。

 松江おさんぽ初日にして、松江銘菓を堪能

 明日も楽しみです

 

普門庵 観月庵

松江市北田町27 0852-21-1095 拝観10:00-16:00 休:火(1,2月は要予約) 拝観料¥700(お茶付)

明々庵

松江市北堀町278 0852-21-9863 拝観 4~9月 8:30-18:30 10~3月 8:30-17:00 拝観料¥410 お茶¥410

 

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