続いて、函館洋館めぐり。
函館市旧イギリス領事館、箱館開港と同じ年(1856年(安政6年))に設置され、現在の建物は、1913年(大正6年)にイギリス政府工務省上海工事局の設計で建築。1934年(昭和9年)の領事館閉鎖後は、市がイギリスから買収し、市立函館病院の看護婦寮として活用していたそうですよ。
1階はティールームになっており、アフタヌーンティーもいただけちゃいます!
暑かったので、アイスオレンジティー(¥680)にしました
ヴィクトリアケーキもあったらよかったなぁ。
季節にはお庭のバラの花が美しく人気みたいです!2階は有料の展示室。建築当初の領事館の門章。
領事執務室をのぞいたら・・・!
幕末から明治初期、3度領事を務めたイギリス外交官、リチャード・ユースデンさんです☆ 何をみてるのかな?と思ったら・・・
おぉ! クイーン・エリザベス号では!?
ちょうど函館に寄港していたのです。朝、港でも間近でみたのですが、大きかった!!! 圧倒されたーーー 何階建てのビル?船の中で迷っちゃいそうですね!
旧イギリス領事館からさらに坂をあがって・・・旧函館区公会堂。
1910年(明治43年)、豪商、相馬哲平の多額の寄付をもとに建てられた町会所。左右対称のコロニアル様式、代表的な明治期の洋風木造建築で、国の重要文化財にも指定されています。歴代皇太子をはじめ平成天皇もお泊りにもなったそうですよ。
2階には、大きな大きな大講堂。130坪もあるそうです!芥川龍之介も講演で訪れたとか。
バルコニーからの眺めもすばらしかったです
さらに元町方面へ。函館は教会も多いのですよね。
青色の屋根が印象的な函館ハリスト正教会(1916年(大正5年)再建)も国の重要文化財です。
閉館時間をすぎていたので外観だけ!
坂道も人気スポット。八幡坂、だったかな。
この周辺のマンホールもなかなかでした。石畳に合わせてデザインしてますよね?
こちらは小さい石ヴァージョン☆
函館はかつての銀行などをリノベーションした施設も多かったです。こちらは旧第一銀行函館銀行(1921年(大正10年)築)だった函館市文学館。兜町の山二証券や愛知県庁を設計した西村好時らが設計担当。第一銀行に所属していた時期に多くの銀行建築を手掛けていたようです。
函館にきて驚いたのが、石川啄木を大切にしていただいていること。文学館の2階は啄木フロアになってました。
新聞記者として過ごした時期があったことは知っていましたが、一家のお墓も函館にあるからなのか、とても手厚い印象。ありがとうございます