「003 小形羊羹〈とらや〉」
「小形羊羹 夜の梅・おもかげ・新緑・はちみつ・紅茶」
「夜の梅-小倉羊羹」
切り口の小豆が夜に咲く梅の花を思わせる
「春の夜の闇はあやなし 梅の花 色こそ見えね 香やは隠るる」『古今和歌集』(春の夜の闇は無意味だ。梅の花の色が見えなくなってしまうが、その素晴らしい香りだけは隠れようもない。)『夜の梅』は、切り口の小豆を夜の闇に咲く梅に見立てて、この菓銘がつけられました。とらやを代表する小倉羊羹です。
「おもかげ-黒砂糖入羊羹」
遠い日の面影を蘇らせる懐かしい黒砂糖の風味
「おもかげ」とは、記憶に残る人や事物を思い起こさせる、奥ゆかしい言葉です。黒砂糖の独特の風味に、食べた懐かしい昔を思い出す方も多いことでしょう。とらやでは、沖縄・西表島産の黒砂糖を使用しております。
「新緑-しんみどり-抹茶入羊羹」
おだやかに抹茶が香る煉羊羹
昭和32年(1957)の発売当時は葉緑素とビタミンB群などを含み、厚生省に特殊栄養食品として認可された緑色の羊羹でした。昭和40年(1965)より抹茶羊羹となり、定番の羊羹として親しまれております。自然な色あいと心地よい苦味をお楽しみください。
「はちみつ-蜂蜜入羊羹」
クローバー蜂蜜のコクのある風味を生かした羊羹
カナダ産のクローバー蜂蜜を使用しております。蜂蜜のコクのある風味と白餡の上品な甘さをお楽しみください。
「紅茶-紅茶入羊羹」
香り高い国内産の紅茶を使用
熊本県水俣市の山間部、石飛(いしとび)で生産された紅茶を使用しております。挽いた茶葉を白餡に混ぜ、煉りあげました。紅茶本来の甘く香ばしい香りと豊かな風味をお楽しみいただけます。
株式会社 虎屋 東京都港区赤坂4-9-22
この度 代表取締役社長に就任いたしました、黒川光晴です。
500年続く和菓子屋の長男として生まれ、私の人生の傍らには常に和菓子がありました。幼い頃、工場で職人たちが菓子をつくる姿を飽きることなく見ていたのがつい昨日のことのようです。今思い起こせば、このような日々が私の原点であったのだと思います。学生時代は日本を離れ海外で過ごし、卒業後は他業種の仕事も経験しましたが、和菓子のことは片時も頭から離れることはなく、おいしい和菓子をつくるために何をすべきか、ということを常に考えていました。お客様に喜んで頂ける和菓子をつくりたい──その思いは年を重ねるごとに強くなっています。
今年に入り、新型コロナウイルスの影響によって世界中の人々の日常は一変しました。日々の行動様式に変化を求められる中、私たちの価値観も変わってきています。このような状況下で、虎屋がお客様や社会に対して何をすべきか、また何が求められているのか、あらためて問われていると感じています。
先人たちが積み重ねてきた日々の上に今の虎屋があり、そして、そこにはいつの時代にもお客様、生産者様、取引業者様の存在がありました。先人の軌跡を学び、虎屋を支えてくださる皆様に感謝し、経営理念である「おいしい和菓子を喜んで召し上がって頂く」という思いのもと、これからの新しい時代に私たちがなすべきことは何かを真剣に考え、社員と共に歩を進めてまいります。 代表取締役社長 黒川 光晴
伝統の味にモダンなルックス
フランスの香水の化粧箱から想を得て、15代店主が考案した小形羊羹。昭和5年の誕生からパッケージデザイン変更を重ね、現在の形になりました。全5種それぞれの味わいが楽しめます。
5本入/1箱 1,620円 約1,500箱/月
[茶の道]
「通販可」