ワイングラスでおいしい日本酒アワード プレミアム純米部門
<最高金賞> 7/16 「竹葉 いか純米」
地域資源を応援する特別醸造酒
能登の海藻由来酵母を使用したイカに合う純米酒
東京大学の「フィールドスタディ型政策協働プログラム」に取り組む学生と連携し、日本有数のイカ水揚げ量を誇る能登町小木(おぎ)地区の地域資源である「小木イカ」を活用したプロジェクトの一環として、イカの味わいに合う酒を造りました。
能登の契約農家さんが育てた酒米を使用。
能登の海洋深層水を仕込み水に用い、能登の海藻から抽出された酵母を使用しております。
メープルシロップやはちみつを思わせる甘くふくよかな香りと全体的にしっかりと重心を感じる味わいが、イカのねっとりとした甘みや酸味に調和します。
常温ですとしっかりとコクのある米の旨味を感じ、程よい味の締まりと酸味が心地よく味わえます。冷酒にすると、甘みはよりスッキリと感じられ、後口の味の締りを楽しめます。燗にしますとより和らいだ口当たりとなり甘みは増し、程よい酸味と香りが食事を進めます。
《2019年 グッド石川ブランド認定》
《Kura Master2020 純米酒部門 金賞》
《ワイングラスでおいしい日本酒アワード2021 最高金賞》
《Kura Master2021 純米酒部門 金賞》
グッド石川ブランドについて
原材料名 米(国産)、米麹(国産米)
原料米 能登産五百万石90%
能登産石川門10%
契約栽培農家 株式会社ゆめうらら(石川県志賀町)
アルコール分 16%
精米歩合 60%
おすすめの飲み方 いかの刺身には常温からぬる燗、香ばしく焦がした焼きいかには冷酒、ゆで刺身やこってり甘い煮つけには熱燗がおすすめです。
温度帯によって味わいの様相ががらりと変わります。ぜひいろいろな飲み方でお楽しみください。
数馬酒造株式会社 石川県鳳珠郡能登町宇出津ヘ-36
数馬酒造のラインナップ
「竹葉」特選大吟醸 美齢・能登大吟・百万石乃白 大吟醸 など
お米のこだわり
酒造りの基礎となる米。数馬酒造では原料の良し悪しを見極めるため、自社での精米にこだわっています。玄米から仕入れるため米の再選別ができ、その年の米の状態によって1%単位で磨きが調整できるのが最大の利点。また、食品の安全性を確保するために、栽培や飼育から加工、製造、流通などの過程を明確にする、いわゆるトレーサビリティーが可能となり、安心して飲める日本酒を提供できるようになりました。
現在、県内で登録されている酒米「石川門」「山田錦」「五百万石」の全品種を、地元能登の契約農家4社と連携して栽培するなど、使用する原料米の90%が能登産となっています。能登の自然と共存共栄できる環境を目指し、農家の協力のもと無農薬無化学肥料での米作りも始めました。その中のひとつである「株式会社ゆめうらら」さんの水田は、2013年に水田環境の格付けでトップランクに位置する「環境特A地区」の認定を受けています。
仕込み水のこだわり
日本酒を造るうえで非常に重要な仕込み水ですが、その硬度によって酒の味は大きく変わります。能登半島の内陸部に位置する能登町(旧柳田村)。数馬酒造では、この地の山間から湧き出た水をタンクローリーで汲み取り、仕込み水として使用しています。元々、能登の水は酒造りに適していると言われていますが、とくにこの湧き水は硬度が1.7と全国トップレベルで柔らかく、口当たりの優しいふくらみのある酒造りには欠かせないものとなっています。
じつはこの仕込み水が湧き出る山は、数馬酒造の先代の杜氏が管理していたものでした。当時から酒造りに合う水を探し求めていた杜氏がある日「いつも喉が渇いたときに飲んでいるこの美味しい水はどうか」と分析してみたところ、じつに素晴らしい結果が出たそうです。より良い仕込み水を求めて厳選を重ね、ようやく辿り着いたのがこの水なのです。
酒造り体制のこだわり
世界農業遺産に認定された能登の里山里海の景観を維持するため、地元農家と連携した「水田作りからの酒造り」に取り組んでいます。耕作放棄地を開墾し、水田に変え、さらに米の栽培も行うこのプロジェクトは、2014年の開始以来およそ東京ドーム4個分の耕作放棄地の削減に成功しています。
2015年には醸造責任者に社員を据えて、杜氏制の酒造りから社員が一丸となった酒造りに切り替えました。チームワークやコミュニケーションを大切にした柔軟性のある醸造環境を整えることで、若手が活躍できるクリエイティブな酒造りを目指しています。また、酒質の向上、顧客ニーズへの柔軟な対応、継続性のある醸造環境の構築を目指し、毎年積極的な設備投資も行っています。