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伊勢丹FOODIEが選ぶ「愛される食品100」 022 ぎんだら 京粕漬〈京粕漬 魚久〉

2021-10-30 07:05:51 | 食品

 「022 ぎんだら 京粕漬〈京粕漬 魚久〉」

白身で脂も良く乗り、酒粕との相性抜群で魚久の代名詞ともいえる商品です。
口の中でとろけていくかのような柔らかさ、ご飯にも酒の肴にもよく合います。

 株式会社 魚久 東京都中央区日本橋人形町1-1-20

 大正三年~

 多くの従業員に支えられ栄えた高級鮮魚商「魚久商店」
 魚久初代の清水久蔵(しみずきゅうぞう)は奈良の出自でした。京都で料理修行を積んだ久蔵は東京日本橋へ渡り、大正三年には隣接する蛎殻町で高級鮮魚商「魚久商店」を開業します。

 当時の日本橋東側は魚河岸と呼ばれ、日本橋川には鮮魚を積んだ船が行き交っていました。

 また蛎殻町は米屋町と称され、大阪の堂島と並んで米相場を支配する商業の中心地でもあったのです。久蔵の仕入れる鮮魚は目利きの確かさで料亭などに卸され、多くの下働きの者が魚久商店を支えていました。


 大正十三年~

 魚久二代目 廣田年尾の活躍と名女将 廣田トメとの出会い
 大正十三年、魚久商店の一員として福島から働きに上がったのが、魚久二代目となる廣田年尾でした。
 年尾は生来の生真面目さと器用さから下働きの中でも頭角を現し、久蔵の右腕として鮮魚の見極めや保存食となる粕漬の製法、日本料理などを学んでいきました。

 年尾に嫁ぎ、後に魚久の名女将となる廣田トメと出会ったのはこの頃です。
 昭和十二年、年尾は久蔵の遺志を受けて魚久商店を継承します。


 昭和十五年~

 魚久の京粕漬が誕生した「江戸風割烹魚久」開店
 鮮魚商の傍ら仕出し料理も出し、トメと共に店を大きく発展させた年尾は、昭和十五年に「江戸風割烹魚久」を開店させました。
 鮮魚中心の会席料理は引きも切らないお客を招き、特に年尾が粕床の味にこだわって漬け込んだ粕漬けが味にうるさい米の仲買商の間で評判となりました。

 遂には常連客から「魚久の粕漬けを土産にしたい」という声が高くなり、年尾が土産用に漬けた粕漬けは店に並べた先から瞬く間に売れて行ったのです。


 昭和四十年~

 常連客の評判から生まれた粕漬け専門店「京粕漬魚久」
 満を持して昭和四十年、年尾は当時珍しい粕漬け専門店「京粕漬魚久」の暖簾を挙げるに至りました。魚久の冠に京粕漬と銘打ったのは、初代である久蔵への深い敬慕と魚久の粕床に用いた酒粕が京都伏見の銘酒であることが由来になっています。

 また京粕漬魚久の主義を「旬を生かし、味を守る」と定めました。

 これは旬魚の見極めから包丁の入れ方、粕床、 漬けまで終始一貫して職人の手技を味に生かし、日本料理の技を受け継ぐという年尾の思いが込められています。


 昭和五十一年~

 続々と店舗をオープンし多くの日本人から愛される存在に
 水天宮店を初店舗とした京粕漬魚久は昭和五十一年に四谷店を開店し販路を広げ、その三年後に人形町にも店舗を構え「京粕漬魚久」は地域の名物へとなっていきました。

 そのさなかの昭和五十五年に社長を退任した年尾は、その後も魚久の粕漬けが多くのお客に愛され、求められて行く様を見届けて昭和六十一年に他界しました。

 時は平成に入ると割烹料理店を現在の本店へ改築、同じ頃、より多くの方へ粕漬けを届ける思いで箱崎にあった製造工場を東砂に移し拡大、工場兼店舗をかまえます。そして渋谷店開店、切身加工専門工場を兼ねた平野店を加え、年尾の念願だった銀座店が加わり、魚久の味を広めていきます。


 ~現在

 創業当時からたくさんの人々の想いと情熱を引き継ぎ「魚久」はこれからも発展していきます
 初代から脈々と続く味へのこだわりは代々引き継がれ、日本料理と粕漬けという食文化を次世代にも継承していきます。

 今や全国の百貨店で目にするようになった京粕漬魚久の看板には、一枚の粕漬けに込められた人と人との絆と、その心で作り上げられた味の物語が秘められているのです。

ごはんにもお酒のお供にも

人形町の老舗〈京粕漬 魚久〉の看板商品。脂ののったぎんだらを特製の漬床で熟成させ、上品な味に仕上げています。とろけるようなやわらかさで、ごはんにも酒の肴にも喜ばれます。

75g/1切 1,080円 約1,100切/月
[粋の座・和酒]

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<言 葉> 秋の言葉 漫ろ寒

2021-10-30 06:41:58 | 言葉

 「漫ろ寒-そぞろさむ」

 冷やかよりやや強く感ずる寒さ。「そぞろ」は「何となく」「わけもなく」の意味があり、体で感じる寒さというより、季節が移ろっていくさまを心に受け止め感ずる寒さ。

 子季語には、すずろ寒/そぞろに寒しがある。

*https://kigosai.sub.jp/kigo500c/151.html より

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<ぶどう> コンコード

2021-10-30 06:22:40 | 食品

 「コンコード」

●コンコードとは
◆アメリカ生まれのラブルスカ種
 コンコードというブドウはアメリカ大陸に古くから自生していたラブルスカ種の中から1849年、マサチューセッツ州コンコードにおいてEphraim Wales Bull(エフライム・ウェールズ・ブル)氏によって選抜育成され1853年、ボストン園芸協会の品評会に出品して優勝したのを機に、1854年から市場に多く出荷されるようになったそうです。(wikipediaより)こうしてアメリカ系ブドウの中でも最も古くから栽培されてきた品種となっています。

 
 このラブルスカ種のブドウはフォックス臭と言われる特有の香りがあることからFox grape(フォックスグレープ)とも呼ばれています。

 コンコードは生食も美味しいのですが、ジュースやジャムなどの用途にも非常に優れた品種です。

 日本には明治初期に導入されました。

◆コンコードの特徴
 コンコードは粒の大きさが直径2㎝ほどで果皮色は紺色から赤紫をしており、表面は白く果粉(ブルーム)に覆われています。外見的には同じラブルスカ種のキャンベル・アーリーとよく似ています。

 果皮はやや厚く、デラウエアのように指先でつまむと果肉がつるっと出てきます。こういったタイプをスリップスキン(slip-skin)と言います。

 果肉は黄緑色で弾力のある塊状で、特有の香りが強く、種が大きいのが特徴。 

◆実際に食べてみたコンコードの食味
 今回入手したものは長野県塩尻産のものです。まず、香りがとても強く、皮ごと口に含んでかむと果汁と共に強い甘みと共にしっかりとした酸味も広がり、甘さ重視の今どきのブドウとは違った懐かしさを感じさせてくれました。さらに噛んでいくと皮から渋みが出てくるのですが、これもまたいい感じ。ただ、皮は飲み込むには少し固く、出した方がいいでしょう。

●コンコードの主な産地と旬
◆主な産地と生産量
 コンコードはアメリカが一大産地で、ニューヨーク州をはじめミシガン州やワシントン州などで作られています。

 日本では主に長野県で作られ、青果として一部出荷されているほか、主にジュースやワイン、ジャムなどの加工されています。生食向けの栽培面積は2016年産では長野県で87.6haとなっています。

◆コンコードの収穫時期と旬
 コンコードの収穫は長野県においては9月上旬ごろから始まり、最盛期は9月中旬から下旬にかけてとなるようです。
 青果として出回るのはとても少なく、大部分がジュースやワインなどに加工されるので、産地の直売所などに行かないと入手するのは難しいでしょう。

*https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/budou-Concord.htm より

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<日本酒> 鉾杉 秀醇 普通酒

2021-10-30 06:13:41 | 日本酒

 IWC SAKE部門

 普通酒 部門 <ゴールドメダル> 1/4 「鉾杉 秀醇 普通酒」

鉾杉の定番酒。
一般醸造酒の極みを追求!

 河武醸造株式会社 三重県多気郡多気町五桂234番地

 河武醸造のラインナップ

 「鉾杉」斗瓶取り しずく酒・大吟醸 黒・極上・原酒 など

 鉾杉蔵元は、伊勢南部の地、櫛田川と宮川に挟まれた紀州街道に沿った山里にあります。その昔に、弘法大師が掘ったと伝えられる「二つ井」と名付けられた湧水があり、美味しい伏流水を汲み上げて、丹念にお酒を造っております。

 鉾杉 お酒、鉾杉の会社の名前の由来
 お酒の名前の由来
 酒造りを始めてから色々な銘柄が有りましたが、伊勢神宮神域に聳え立つ杉の神木が鉾の様な形で別名鉾杉とも称され、また、酒造りは杉を使った道具、桶等非常に縁の深い事から、昭和の初めより酒銘として現在に至っております。

 会社の名前の由来
 河合の河と、蔵主襲名『武八ぶはち』の武を合わせて『河武』。 酒以外、味噌、醤油を造っているので酒造ではなく、『醸造』。共に合わせて、『河武醸造㈱』となりました。

 お酒造りの心掛け
 美味しいお酒は、良い米、良い水そして蔵の姿勢によって生まれます。
 山田錦を初めとして酒造好適米を高度に精白、蔵元と造り手が一体と成り、手造りの良さに拘って波紋を描く様、輪になって皆々和やかに楽しい場を作るお酒を目指し、伝統の「味の文化」を伝えて行きたいと思っております。

 環境問題への取り組み
 「容器包装リサイクル法」が施行され、一般の方もゴミについての関心が非常に高くなってきております。弊社では今までお酒を発送する際に発泡スチロールの箱を使用してきましたが、再生紙使用の段ボール箱に全面的に切り替える事にいたしました。
 お酒の瓶は、一升瓶をはじめとして殆どがリサイクルされており、弊社でも瓶を回収利用しております。
 また、弊社では発泡スチロール箱を全廃して再生紙使用段ボール箱に切り替えるなど、積極的にリサイクル問題に取り組んでまいります。
 皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

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<伝統野菜> 栃木 佐野そだち菜

2021-10-30 06:08:54 | 伝統野菜

 「佐野そだち菜」

 【生産地】佐野市両毛地区

 【特徴】佐野どだち菜は、洋種ナタネを栽培したもので、現在はその中から選抜された優良品種が主力となっている。はなやかな香り、鮮やかな緑色が特徴。

 【食味】シャキッとした歯ごたえと、クセが少なく、のほか苦みと甘みと併せ持つうま味が特徴。冬の間たっぷり霜に当たるほど甘みが増す。お浸しなど、茹でて食す。

 【来歴】もともとは自家用野菜として栽培されていた地場野菜。両毛地区で古くから栽培されており「かき菜」とも呼ばれている。万葉集に「佐野の茎立」として登場する。2011年に「佐野ブランド」に認証。

 【時期】10月~4月

*https://tradveggie.or.jp/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e4%bc%9d%e7%b5%b1%e9%87%8e%e8%8f%9c%e2%80%9509-%e6%a0%83%e6%9c%a8/#i-9 より

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<慣用句・諺> 石に針 など

2021-10-30 06:04:13 | 慣用句・諺

 「石に針」

 「石に灸 (きゅう) 」に同じ。

 

 「石に布団は着せられず」

 「石」は墓石の意で、親が死んでからでは孝行はできないことをいうたとえ。孝行のしたい時分に親はなし。

 

 「石に枕し流れに漱ぐ」

 《「蜀志」彭羕伝から》俗世間から遠ざかって山林に隠れ住み、自由な生活をする。→石に漱ぎ流れに枕す

 

 「石の上にも三年」

 冷たい石の上でも3年も座りつづけていれば暖まってくる。がまん強く辛抱すれば必ず成功することのたとえ。

 

 「石橋を叩いて渡る」

 堅固に見える石橋でも、なお、安全を確かめてから渡る。用心の上にも用心深く物事を行うことのたとえ。

 

*goo辞書 より

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<The Wonder 500> ものづくり 061 変形多角形による角柱グラス

2021-10-30 05:54:54 | The Wonder 500

 「061 変形多角形による角柱グラス」

変形多角形による角柱グラス
水を入れるとほのかに色付いた表情に

ガラスを薄く吹く、「うすづくり」という技術を使って作られたこの印象的なフォルムのグラスは、大正5年に浅草で創業したガラスメーカー「吉沼硝子」が手がけたもので、職人によってひとつひとつ作られている。

「うすづくり」というと無色透明なものが多いが、このグラスは底に色が塗られている。バリエーションはクリア・ブルー・ピンク・イエローの4種類。水を入れると底の色が反映され、少し色づいた表情を見せる。

また、形も特徴のひとつで、真上から見ると非対称な多角形になっている。対称の工業製品が多いなか、柔らかい印象を醸している。サイズは大中小という展開。ひとつひとつちがった形ゆえの、独特の揺らぎが味わい深い。

*https://www.japandesign.ne.jp/products/2015/10/10459/ より

吉沼硝子株式会社 東京都台東区三筋 1-10-4

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