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<地理的表示(GI)保護制度> 登録番号 16. 山内かぶら

2021-01-10 08:19:27 | 食品

 登録番号 第16号 山内かぶら

 

 特定農林水産物等の区分 第2類 野菜類 かぶ

 特定農林水産物等の生産地 福井県三方上中郡若狭町山内

 登録生産者団体 山内かぶらちゃんの会

 特定農林水産物等の特性 円錐形で肌に窪みとヒゲ根が多い。肉質は緻密で硬く、煮ても煮崩れせず、漬けると歯ごたえがある漬物に仕上がる。葉もカブ菜としての利用に適している。

 地域との結び付き 「山内かぶら」は古くから若狭町山内で栽培されてきた在来品種。種子の採取を一括管理することにより他のカブとの交配を避け、特徴を継承し続けている。

*https://www.maff.go.jp/j/shokusan/gi_act/register/i16.html より

 

 「谷田部ねぎ」は、福井県小浜市谷田部で生産され、2回の植え替えにより軟白部が釣り針状に曲がって生育する独特の形状と、柔らかい肉質を特徴とするねぎです。品種の「谷田部ねぎ」は、九条系品種からの系統分離が進んだものであると言われており、軟白部分は短く12~15cm程度です。葉も軟白も食するタイプで、ひとつのねぎが2~3本の茎に分かれて育ちます。草の姿は横に広がり、葉の色は淡く、柔らかい肉質を持っています。外観的には他産地の一般的なねぎと異なり、軟白部が釣り針状に曲がっているのが特徴です。この形状は、葉の肉質がやわらかいという品種の特性から、立てて植えられないため、斜めに植える栽培方法によるものです。通常のねぎは播種(または植え替え)から収穫まで同じ場所で栽培しますが、「谷田部ねぎ」は2度植え替えをします。その2度目の植え替え時に斜めに植えることで、軟白部が釣り針状に曲がるとともに、土に埋まっている部分が柔らかく、独特のねばりと甘みを有する味わい深いねぎとなっています。

 「谷田部ねぎ」の栽培は、谷田部集落で継続的に栽培、採種されている品種「谷田部ねぎ」を用います。種子は生産者各自が圃場内の30~40本を残し、6月に種子を採り次期の播種用とします。前年の9月に播種し収穫年の4月上旬頃に1回目の植え替え、8月中旬~9月上旬に2回目の植え替えを行います。この2回目の植え替えでは、V字に溝を掘り、斜めの面に沿って傾けて植えます。この方法により軟白部が釣り針状に曲がって生育します。
 収穫は多くは10~3月ですが、一部早いもので9月からになります。この場合、播種時期は同じすが、2回目の植え替えを6月下旬~7月初旬に早めることで栽培が早まります。軟白部が釣り針状に曲がっており、かつ、長さ70~80cm、軟白部12~15cmを基準として収穫したものが出荷されます。

 小浜市口名田郷土誌によりますと、少なくとも明治初期には谷田部村の農業でねぎが生産されていたと推察されています。「谷田部ねぎ」品種の来歴は良く判っていませんが、九条系品種からの系統分離が進み、現在のような品種として当生産地で栽培されてきたことから、土地の名をとり「谷田部ねぎ」と名付けられました。
 小浜市谷田部集落を流れる河川に沿って広がる畑地の土質は砂地で排水が良く、ねぎ栽培に適した地帯となっています。「谷田部ねぎ」は、当地の在来品種であり、生産者自身が種子を管理することにより系統が維持されており、当生産地のみで栽培されている品種です。植え替え時に斜めに植える栽培方法は、この地での伝統的なものです。
 「谷田部ねぎ」は、①生産者自らが種を取り栽培していること、②100年以上前から栽培されていること、③地域に根差した作物であることが認められ、「伝統の福井野菜振興協議会」より「福井の伝統野菜」に認定されています。

*https://gi-act.maff.go.jp/register/entry/15.html より


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