「ナイアガラ」
■ナイアガラ(Niagara)とは?
●アメリカ生まれの白ブドウ
ナイアガラはアメリカ、ニューヨーク州ナイアガラにおいて1872年に「コンコード」と「キャサディ」の交雑によって生まれたブドウで、キャンベルアーリーなどと同じラブルスカ種の一種です。
日本には1893年(明治26年)に川上 善兵衛氏によって導入されました。
ナイアガラは生食向け以外にもジュースやワインなどの加工用としても用いられています。
皮が薄く、長距離長時間の流通に向かない為、ほとんど市場には出回らず産地での消費か加工用にされています。
●ナイアガラ(Niagara)の特徴
ナイアガラの果実は明るい緑色で、果粒はキャンベルアーリー(右写真)と同じ5~7g程の大きさの中粒ぶどうです。皮は薄く、スリップスキンタイプで、果肉からつるっと剥けます。
果肉は柔らかく多汁で、デラウエアと似ています。糖度がとても高くなる傾向にあり、栽培方法や環境にもよりますが16度前後から、甘いものだと20度を越えるものまであります。
キャンベルアーリーはフォックス臭と呼ばれるラブルスカ種特有の香りが感じられます。
種ありの物と種無し処理されたものがあるようですが、一般的には種アリのまま収穫されたものの方が多いようです。
■ナイアガラ(Niagara)の主な産地と旬
●全国の主な産地と栽培面積
ナイアガラは耐寒性に優れたブドウ品種なので、冷涼な気候の地方で作られています。政府がまとめた平成22年のナイアガラ栽培面積を見ると最も広いのは北海道で、次いで長野県となっています。
その他山形県、秋田県、岩手県などでも作られています。
●ナイアガラ(Niagara)の収穫時期と食べ頃の旬
ナイアガラの収穫は産地にもよりますが8月中旬頃から始まり、遅い北海道では10月下旬頃まで続くようです。沢山出回る旬の時期は8月下旬頃から10月中旬までとなります。
*https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/budou-Niagara.htm より
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