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<日本酒メーカー> 岩手 川村酒造店

2024-02-14 07:51:06 | 日本酒

 「川村酒造店」

 花巻市の北に位置する旧・石鳥谷は奥州街道88番目の宿場・日詰郡山宿と城下町花巻の間に人家がなく往来に不便であったため整備された間の宿的な町。
 日本酒を造る杜氏集団の中でも現在最大勢力である「南部杜氏」のふるさとでもあります。

 この石鳥谷町に蔵を構える小さな酒蔵の川村酒造店は大正11年(1922)に川村酉与右衛門氏が創業。また同氏は南部杜氏組合の設立に寄与し、副組合長として以後の南部杜氏協会の基礎を造った重要な人物でした。

 淡麗系が多数を占める岩手県で、独自路線の芳醇志向を貫いている酒蔵。「酒造りとは家業であり、企業では地酒を造れない」と300石ほどの生産量に絞った酒造りを行っています。

 酒銘の『南部関』とは、南部藩の関所という事ではなく、かつては大相撲の最高位が大関だったことから「南部の大関」の意味に由来するとか。

 色はうすりコハク色。バニラ、バナナ、ライチのようなフルーティーな香りと口広がる甘い香りとやさしい舌触り。このフルーティーな最初のインパクトの後は少し酸のたつ淡麗な辛口でフィニッシュ。きれいなキレのあるお酒。

 特別純米酒ですが、吟醸酒レベル?燗にするのが惜しい。これは言葉でうまく表せない?インパクト大の華やかな特別純米酒です。まじで旨い!!

 燗にすると、やはり華やかな余韻、パイナップル缶のシロップを燗にしたようなフルーティーで甘酒のような余韻。ふくよかでいながらキレのある。うまい、うまいです。

 燗にしすぎると、旨みが飛んでキレキレの辛口のお酒になりますが、少し温度が下がるとふくよかで旨みが乗ってきます。ベースがしっかりとした辛口の面も持っているので、後味のキレは濃厚な料理を受け止める足腰を持っています。

 合資会社川村酒造店 岩手県花巻市石鳥谷町好地12-132

*https://tztom.exblog.jp/27556405/ より

 代表銘柄

南部関(なんぶぜき) 純米酒 

原料米 ひとめぼれ
精米歩合 65%
アルコール度数 15.0~15.9度
日本酒度 +4.0~+5.0
酸度 1.8
酵母 きょうかい7号

*https://syuraku-shop.jp/?pid=171966540 より

酉与右衛門 純米 美山錦/吟ぎんが 火入

日本酒度:+6
酸度:1.8
原料米:美山錦・吟ぎんが
精米歩合:50%
アルコール度:16~17%

*https://www.shichikura.com/item/1562/ より


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