「煮しめ」
主な伝承地域 栃木県全域
主な使用食材 さといも、だいこん、にんじん、ごぼう、しいたけ、こんにゃく
歴史・由来・関連行事
地域の祭りや各家庭で行う年中行事のほか、冠婚葬祭でも振る舞われる郷土料理。栃木県では「芋煮しめ」ともいわれるように必ずさといもが入る。親芋を囲むように子芋、孫芋が育つさといもは、子孫繁栄や豊作の象徴とされる。縁起のよいさといもが主役となる芋煮しめはおせち料理の定番である。
さといもは稲作以前の縄文時代に日本に伝来されたといわれる。栽培適応範囲が広く、火山灰台地や砂礫地(されきち)などでも栽培が可能で、栃木県内では宇都宮周辺の火山灰大地や那須扇状地、足尾山麓一帯の砂礫地などで収穫されている。古くから県内で親しまれている食材であり、煮しめの他、様々なさといも料理が存在する。
食習の機会や時季
神社の祭礼、正月や盆などの年中行事、出産、冠婚葬祭など、様々な場面で食されてきた。現在では日常的なおかずとして食されている。
飲食方法
主な材料は、さといも、だいこん、にんじん、ごぼう、しいたけ、こんにゃくなど。これらを醤油味でじっくり味がしみるまで煮付けたものである。近年ではさつま揚げやちくわなどの練り物を入れることも多い。かんぴょうを入れてもよい。しいたけの軸を取り除き、大きければ半分のそぎ切り、だいこんは半月切り、さといも、にんじん、ごぼうは乱切り、こんにゃくは短冊切りにしてそれぞれゆでこぼす。特にごぼうは柔らかくなるまで、ほかの材料も一品ずつゆがくと素材そのものの味を活かすとともに、味がしみこみやすくなる。
保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
祭りのごちそうと言えば「煮しめ」といわれ、正月料理の定番としておせち料理には欠かせない。また、冠婚葬祭などでも振る舞われるため、各家庭で親から子へと作り方が受け継がれている。
*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/31_19_tochigi.html より
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