「ナガイモ [植え付け]」
栽培難易度 (ふつう)
植え付け時期 4月中旬~5月中旬
収穫時期 10月~12月
ナガイモの育て方(1) 土作り
畑は使用する2週間前までに耕し、苦土石灰を100g/m²散布して、土とよく混ぜておく(土壌酸度の調整)。
1週間前になったら、畝を立てる場所の中央(種芋を植える位置)に幅25cm、深さ80~100cmの植え溝を掘る。深く掘るのが難しい場合、高畝にすれば、その分、深く掘らなくても済む。
植え溝は掘ったら、すぐに埋め戻すが、その際、芋が変形する原因となる、石などを取り除いておく。ナガイモの栽培では、芋の伸びる場所(植え溝)が深く耕してあれば、畑全面を深く耕す必要はない。
植え溝を埋め戻したら、元肥として、牛糞堆肥3L/m²、化成肥料(8-8-8)100g/m²を均一に施して、土とよく混ぜ、幅60~100cm高さ10cm(1条植え)の畝を立てる(全面施肥)。養分を吸収する吸収根は、地表近くに分布するので、植え溝には肥料分は混ぜなくてよい。
ナガイモは芋が長く伸びるので、収穫が大変だが、波板栽培やパイプ栽培をすると収穫が楽になる。
ジネンジョ(自然薯)もナガイモと同じような方法で栽培できる。
ナガイモの育て方(2) 植え付け
ナガイモの種芋の植え付け時期は4月中旬から5月中旬。
市販の種芋はそのまま植え付けるが、大きなナガイモを切り分けて種芋にする場合は(切り芋)、1片あたり100~150g程度に分割して、1週間程度、風通しの良い場所に置いて、切り口を乾燥させておく。
畝の中央(植え溝の真上)に種芋を株間30cmで植え付ける。覆土は5~6cmにする。芽が出るまでには、2~4週間ほどかかる。
収穫する芋は、毎年、種芋を養分にして新しく形成される(種芋は大きくならない)。
ムカゴから種芋を作る場合は、春にムカゴを畑に植え付け(覆土3cm、株間6cm、条間20cm)、晩秋まで育てる。翌春になったら種芋として植え付ける。
*https://minonaru.net/post-745/ より
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