「戸塚酒造 軽井沢蒸溜所」
1653年創業の戸塚酒造(佐久市)の16代目社長、戸塚繁氏がウイスキーの製造会社「軽井沢 ウイスキー株式会社」を新たに立ち上げ北佐久郡軽井沢町発地に「軽井沢蒸留所」を建設。2021年春に着工。
新会社は戸塚社長が個人出資し、19年11月に設立。敷地面積1.3ヘクタールに蒸留所と貯蔵庫を建設。2024年のウイスキー販売開始を目指し、年間約6万リットルの生産計画。総事業費は7億~8億円を見込む。
原料の大麦は佐久地方などで地元農協と協力して栽培し、仕込み水は浅間山や八ケ岳山麓の水を使用する予定。
戸塚酒造 軽井沢蒸溜所-軽井沢ウイスキー株式会社 長野県北佐久郡軽井沢町発地 2785-318
*https://jpwhisky.net/2021/01/01/japanesedistillery/#4-10
軽井沢ウイスキー株式会社は「メルシャン軽井沢ウイスキー蒸留所」でウイスキーの製造に50年間にわたって携わり、同蒸溜所の閉鎖まで見守った最後のモルトマスターである内堀修省氏を顧問に、また、同じくメルシャン軽井沢ウイスキー蒸留所のウイスキー・ディスティラーであった中里美行氏を工場長として招き、蒸留を開始します。かつて世界を魅了した技術を再び軽井沢の地で花開かせ、若い世代へとつなげていきます。
酒蔵16代目の新たなる挑戦
軽井沢ウイスキー株式会社 代表取締役社長 戸塚酒造株式会社 16代目蔵元 戸塚 繁
御代田の地でかつて造られていたいわゆる「オールド軽井沢ウイスキー」を飲んだとき、私はその美味しさに驚きました。工場が閉鎖したとき手放されたウイスキーが、そのあと時間をかけて熟成して美味しくなっていた。それを飲んだとき、これは文化だなとしみじみ感じると同時に、もったいない、ぜひ復活させて地元で愛される文化にしたいという思いがこみ上げてきました。
軽井沢には、素晴らしい自然環境や全国屈指の別荘地としての文化が育まれています。そこに新たに「軽井沢といえばウイスキーがあるよね」と言われるような、そして地元のみなさんに愛される文化を加えることができると信じています。
こうしたさまざまな背景を踏まえて、満を持して立ち上げたのが「新軽井沢ウイスキー」です。私たちが目指すのは、軽井沢から発進する世界で唯一無二のウイスキー。地の水、地の風を生かして、地元産の原料を中心に使用することで「軽井沢ウイスキー」にしか出せない味わいをこれから追求して行きます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます