菩提寺である安養寺において、天台大師講があり、寺総代の一員として参拝しました。天台大師和讃の奉唱、東日本大震災物故者並びに御嶽山噴火犠牲者の追善供養に続いて塔婆供養をし、先祖故人の冥福を祈りました。
写真の祭壇中央にはご本尊の阿弥陀如来、左脇に伝教大師、右脇に天台大師が安置されています。有名な「一隅を照らす」とは伝教大師の『山家学生式』に記されている言葉です。一隅とは自らの身の回りのことであり、その根底にあるのは「道心」であると伝教大師は記しておられます。
ところで、私が営業マンとして駆け出しの頃、“販売の神様”といわれたO崎大先輩がよく口にされたキーワード『一隅を照らす』と『常在戦場』が強く心に残っています。
「置かれている場所や立場でベストを尽くせ。自分が光れば、お隣も光り、やがて町や社会が光る」と発信しておられたのだが、その真意がやっと解りかけた折には、O崎さんは既にこの世を去っておられた。(お断り:facebookに同文掲載)