2023年1月1日現在
現在4つの化石木が確認できます。またアケボノゾウ足跡化石と思われる化石が6つほどよくわかる状態で確認できます。現地に見学に行かれる方は長靴持参で見に行ってください。錦織・彼方どちらからでも問題なく行くことができます。
石川の高橋の下流600mの深溝井堰の水抜きが行なわれ、川底がよく見えるようになっています。
C-6 2017年2月発見
以前比べ川底の砂が15cmほど浸食され、露出が多くなった直立樹幹(立木化石)C-6〈南(上流)からの写真〉。
C-6 東から見た化石木。形状からしておそらく針葉樹のメタセコイア。日本では絶滅したメタセコイアの化石です。
C-6 北(下流)から見た化石木。真ん中が空洞(室)になっている。
C-6 遠く下流(北)から望遠でみた化石木。ぎりぎり川底のコンクリート護岸をまぬがれています。
C-6 南(上流部)から。冬場の雨の少ない時期で本流がほとんど水が流れていない状態。
C-8 2018年12月28日発見 倒木か根の部分かよくわからない。
C-6の下流北東部に所在。南(上流部)からの写真。
今回埋まっていた砂が取り除かれよく見えるようになっています。南(上流部)からの写真。
100万年前の大阪層群の地層にあり、経年変化で組織が密になり、黒く炭化しています。また組織は水に沈みます。
樹木のどの部分に当たるかがよくわかりません。北西から見た写真。
C-9 今回の新発見かもしくは以前のC-8かもしれません。
C-6を基準として、東北東に見えます。
C-9 根がよく張った直立樹幹に見えます。
C-9
実際のところ組織を採取して分析をしないと確定はできませんが、メタセコイアらしい幹が縦長で根を大きく張り出した形状をしています。
C-9 もう少し水に洗われて露出している部分が多くならないと、形状がよくわかりません。
C-4とC-8の間のアケボノゾウの足跡化石と思われる部分。
6つほど足跡化石と思われるへこみがあり、手前のものは蹴返しが明瞭です。蹄の跡のように見える部分もあります。
C-4 2014年5月2日 森山義博氏発見
現存する中では一番早く発見された直立樹幹。最初は周りがすべて切り立っていて真ん中が室のようになっていましたが、8年経過して形が変わってしまいました。
今も流れに現われて常に形が変わって行きます。2013年6月5日に私が最初に発見した頃の3つの化石木はすべて消失しています(A・B・D)。
下流部(北)から化石木のある川底を見たところ。
矢印がC-4。後方の橋が高橋〈滝谷不動へ行く時の参道の橋 府道202号、吉野道(廿山道)とも言われる重要な街道〉。
露出している100万年まえの大阪層群
(近くの下流川底でピンク火山灰層がでています。約100万年前に九州北部の豬牟田カルデラから噴出)
花崗岩質の巨石がある川底。
化石木の消失と出現を繰り返してる石川化石木出現エリア。何とか保全はできないものでしょうか?
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石川化石木・足跡化石(33)
写真撮影:2023年1月1日
2023年1月13日(HN:アブラコウモリH )
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