富田林百景+ 「とんだばやし」とその周辺の魅力を発信!「ええとこ富田林」

大阪の東南部に位置する人口10万ちょっとのごく普通の町、富田林。その魅力を、市民の手で発見していきます。

奥の谷の散策2024.6

2024年06月12日 | 館外活動

2024年 6月4日 9:57 富田林市彼方 滝谷の奥の谷

2回も雨で流れていた百景の館外活動は、今回は予定のコースを少し変えて、奥の谷周辺を散策しました。

コースを散策する前に、「富田林の自然を守る会」の作業小屋で田渕会長製作の奥の谷・嶽山周辺の昆虫標本を見せていただきました。

 

チョウやトンボ、甲虫類などおびただしい数の昆虫標本。20箱位あります。

 

中には珍しい標本もあるそうです。

 

周りは日本ミツバチの巣箱がいくつも。どれも元気に活動しています。

 

たまたま途中で知り合いの富田林高校の生徒さんに出会いました。今日は文化祭の振替休日だそうです。

奥の谷に昆虫採集や生物調査に来たということで、さっそく調査開始。

 

この辺は藤の木が多いです。

私たちは目的の奥の谷とその隣の「南原」の谷の散策に向かいます。

*奥の谷の東側の谷は名前が付いていないようなので、小字「南原」から、「南原」の谷と仮に読んでいます。

 

まずは尾根まで出て孟宗竹の竹藪から東側の谷、「南原」の谷に降ります。急斜面につきロープを張ってひとりずつ降りていきます。

 

谷筋には猪の足跡があちこちに。年間30匹以上捕獲されているそうです。

 

猪のヌタ(沼田)場。

猪が、体表に付いているダニなどの寄生虫や汚れを落とすために泥を浴びる場所。泥場となっています。「ぬた打ち回る」はここから来た言葉。

 

そしてその後近くの木に体をゴシゴシして樹皮が削られた松の木。

 

先ほど降りた竹藪をトラバースします。

 

新池 池の樋門が壊れて水の抜けた池底を歩きます。

 

八女池 この池はさらに上流の池でここは堤防が大きく崩れています。

 

ここも池の底を歩きます。

 

さらに上流に向かっていくと、急斜面の人工的な土手があります。

 

滝谷不動池の碑

側面右:明治四十三年築之

側面左:現住 信道代

裏側:施主 大阪 むつみ講

   工事担任 本村 東山常三郎 

           奥城良造

 と記銘されています。

ここも水がなく、これらの3つのため池は放棄されているようでした。

 

「南原」の開析谷を登って行きます。小字「千畳敷」付近。

 

最終的に尾根筋に至りました。

 

ここからは下り坂。奥の谷の谷筋です。

 

彼方配水池が見えてきました。ここは小字で「フロヤマ(不動山の訛化か?)」。

 

畑や田んぼが見えてきました。まもなく作業小屋に到着。

 

ここで休憩。高校生とは途中で落ち合いました。

 

竹を6分割する作業を体験しています。

 

こうしてできあがった竹ベンチ。私たちが作ったわけではありません。

 

新作 携帯まな板。卓球板にも使えます。間伐材の杉を使ったアイデア製品。

途中険しい崖もありましたが、変化に富む奥の谷の散策でした。終了時刻12:30頃。お昼までの半日の散策。

 

関連記事:

〈更新〉中佐備墓地から嶽山へ 2024.04.30 2024.5.7

〈更新〉《長編》奥の谷より嶽山城(龍泉寺城)跡を目指し道なき道を散策。 2023.3.2 

撮影:2024年6月4日

 2024年6月12日 (HN:アブラコウモリH) 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 奥の谷で一般参加者の田植え... | トップ | 奥の谷のホタル2024 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

館外活動」カテゴリの最新記事