富田林百景+ 「とんだばやし」とその周辺の魅力を発信!「ええとこ富田林」

大阪の東南部に位置する人口10万ちょっとのごく普通の町、富田林。その魅力を、市民の手で発見していきます。

富田林の盆踊り

2023年08月15日 | イベント

2023年8月12日(土)若松町一丁目地区の盆踊り 

 

2023年8月12日 18:48 富田林市若松町一丁目17 若松町一丁目交差点前広場

きょうはここで若松町一丁目地区の盆踊りがあります。

 

本格的に櫓(やぐら)を組んで、太鼓・ギター・三味線・お囃子で音頭取りが唄う生演奏の盆踊りです。

 

広場の周りを屋台が取り巻き、準備万端です。

 

18:51

19:30からですが、徐々にこどもたちが集まってきました。

 

19:44 「正調伝承 河内音頭保存会 宗家 岩井会」のみなさんの音頭取りで始まりました。

 

富田林市新家の音頭取り 岩井梅吉(本名 内田 梅吉)に始まる「宗家 岩井会」(河内長野市)

明治26年(1893)5月、南河内郡千早赤阪村水分で「河内十人斬り」の大事件が起こりました。この時、富田林警察が捜査にあたったことから、署長の人力車夫であった内田梅吉は、署長を乗せてたびたび現地を訪れ、その全容を知るようになりました。梅吉は、音頭取りとしても有名で、この事件を同じ音頭取りでもあった現河内長野市西代の松本吉三郎(現存する河内音頭の会である岩井会6代目・岩井梅吉の父親、現在は9代目)に話して台本を書いてもらい、梅吉節ともよばれる江州音頭を改良した節回し(改良節)を始めました。話し言葉を早口で読み、また実際に起きた出来事を音頭の題材に取り上げる「新聞(しんもん)読み」という新しいジャンルを切り開きました。そして事件が起きて1ヶ月後の6月に、道頓堀の五座ひとつ、中座で講演したところ、たちまち45日間も続く大ヒットとなったそうです。

 

富田林市新家町二丁目4の新家町水利会館横には「(初代)岩井梅吉碑」があります。

 

基礎部分には「河内音頭元祖」と書かれています。明治34年(1901)7月健之。

 

話は戻りまして、富田林市は今も盆踊りが盛んです。

7月には喜志地区、須賀地区、8月になると中野地区、そして8/10~8/12の金剛地区(久野喜台 金剛中央公園)

また8/19には向陽台小学校で金剛東向陽台地区の盆踊りが行なわれる予定です。

他でも行われていると思いますが、私は把握しておりません。

 

踊られる方が減ってきているかもしれません。

 

まわりの屋台はにぎやかです。

 

河内音頭の歯切れの良い節回しがいいですね。

 

19:52 若一青年団によりだんじり曳き唄。

 

こちらは富田林町盆踊り大会。

 

2023年8月12日 19:02 富田林市富田林町18 金剛大橋上流グラウンド 若一地区と同じ日に開催されました。

 

こちらも櫓を組んで、太鼓、ギター、三味線、お囃子(おはやし)と総勢10人近くの大編成です。

 

大編成で櫓が狭いのか、三味線は櫓の下を弾いておられました。

 

こちらも「宗家 岩井会」。若一と同じですね。同じ会なのかな?

 

多くの模擬店が出て盛況でした。

 

石川のほとり、金剛・葛城山をバックに、多くの方が集まりました。

 

近年盆踊りを踊れる方が少なくなって、なかなか櫓(やぐら)を取り巻くように踊るようなことができなくなってきました。

 

富田林市でも先立って6月頃にすばるホールで盆踊り講習会が開かれています。

私も一度参加しましたが、いくつかの種類があって覚えるのが大変で、結局身に付かなかったです。

地車のように文化として継承していくのは大変ですね。

写真撮影:2023年8月12日

2023年8月15日 ( HN:アブラコウモリH )

 

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