2022.8.28 11:52 東大阪市日下町 旧河澄(かわずみ)家住宅 東大阪市の指定文化財に指定されている河澄家住宅。
煙出しはありませんが、基本は大和棟の四間取りが基本になっているようです。
代々庄屋を務めたお家柄で、お武家さんや格上の訪問客を迎える玄関が別に作られています。
左の奥座敷は来客を迎える一段床が高い部屋で、主室8帖、周りに西4帖と南6帖の「鞘の間」があります。これを入れると18帖の立派な大広間になります。
庭園には樹齢500年と云われるかやの大木があります。市の天然記念物に指定されています。庭園は広く、多くの石を配した枯山水庭園です。
棲鶴楼(せいかくろう)と呼ばれ、虎の板絵があり、壁の上部や奥座敷の外観を赤っぽい大阪土で仕上げています。
きょうはここで「ご住職の紙芝居」があります。
河南町寛弘寺にある浄土真宗本願寺派観念寺のご住職 宮本直樹氏によるオリジナルの紙芝居で、「出前の紙芝居」をこれから見せていただきます。
まずはお寺の場所の説明。「河南町」って、知ったはりますか?
きょうはここ東大阪の地元ゆかりの紙芝居をお話していただけるそうです。
ワカタケル(雄略天皇)とワカクサカ(若日下部王)のお話です。ワカクサカは父が仁徳天皇で地元日下に住んでいました。雄略天皇が会いに来るお話です。後の皇后。
2作目は神武天皇の「東征記」のお話。日下の盾津に上陸するも大和の豪族長髄彦(ながすねひこ)に孔舎衛坂(くさえざか)で阻まれ、軍を還して和歌山紀州路から吉野を通り、大和 橿原で即位するお話。
八咫烏が道案内する場面。紙芝居は全部オリジナルの作品で、色絵具で描かれています。
なんかほっこりした感じがします。
次は小楠公 楠木正行の「四條畷の戦い」お話。
紙芝居の作品はすでに200作品を越えているそうです。
最後に「共命鳥」のお話。「ぐみょうちょう」と読むそうです。
展示ではストーリー順に写しが展示されています。
この紙芝居の写しは9月25日まで、ここ河澄家で展示されるそうです。
写真撮影:2022年8月28日
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2022年9月2日 アブラコウモリH
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