〈リバイバル・アーカイブス〉2024.2.12~2.26
原本:2022年5月17日
2022年5月16日 富田林市宮町3丁目 美具久留御魂神社(みぐくるみたまじんじゃ)上拝殿左に新しく作られた「なみだれの梅」の碑。
4月10日に建立竣工祭が行われました。
戦国時代終わりころの悲話として、語り継がれています。
実際、境内の神宮寺に根来衆がいたため、天正十三年(1585)、豊臣秀吉の根来寺攻めの兵火により社殿を焼失しています。
碑の左右と後ろには梅の植樹がされました。
梅の実がたくさんなりました。
前からある「なみだれの梅」の碑は神奈備山「真名井ヶ原」の頂上付近にあります。
近くの「奥神籬(ひもろぎ)」と記銘されたこの地は神域で、実は前方後円墳です。
「美具久留御魂神社 神奈備山(裏山)一号墳」
古墳時代前期、4世紀末の前方後円墳 全長58m(富田林では現存する最大級の前方後円墳)。他に後期の円墳が三つ現存します。
新しい「なみだれの梅」碑が左横にある上拝殿。
下拝殿へは急階段を下ります。
下拝殿
歴史については、私の富田林百景+ 「 太陽の道 美具久留御魂神社 」をご覧ください。
下拝殿横の「喜志 桜井村」(現在の桜井町)の「平蔵」「中兵衛」「市蔵」など11人の名前が連記されている朝鮮通信使の奉納絵馬。
元禄八年(1695)の銘があり、おそらく天和二年(1682)に派遣された通信使の淀川御座船を描いたものと考えられるそうです。
朝鮮通信使を描いた年号の判明する絵馬では、現存最古で貴重なものだそうです。
「神心和楽」
日展書家 松永白洲(薫)氏の記銘。平成十年(1998)3月健之。
氏は教育者で富田林市の小学校でも教鞭をとられていました。
元禄六年(1693)の手水鉢
二上山、鳥居、下拝殿、上拝殿、本殿、古墳が一直線。
下拝殿からは雄大な二上山が見れます。
ここからは、4月6日と9月6日にこんな感動的な日の出を見ることができます。
2014年4月6日 6:00
関連記事:《リバイバル・アーカイブス》涙垂の梅 2015.3.5
撮影日:2022年5月16日
2022年5月18日 ( HN:アブラコウモリH )
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