アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

電気店で手術を受けたペット

2009年10月02日 | Weblog
 ペットを飼うのは、それこそ自由。「ペット飼育資格審査」なるものは有りませんから、誰でも飼える。一般的な犬猫から、猛獣やハ虫類まで…。
 しかし、BUTですねえ、「無責任な飼い主」…目立ちます。「もう、面倒だから」と、動物愛護管理センターへ持ちこむ人など、まだいいほうです。ペットのポイ捨ての横行…。捨てられた沼で成長したワニガメも確認されています。子供の腕なら、簡単に食いちぎられますよ。ペットの毒蛇が逃げたのに警察に通報しなかった飼い主がおりました。近所の人が噛まれて、騒ぎになりようやく名乗り出た。そんな事件もありました。ポイ捨てではないが、公宅で多数の猫を飼っていた人がおりました。その人が転出後、その公宅は取り壊されました。猫の糞尿のため、リフォームしても住める状態ではなかったからです。公宅の場合、取り壊しも改修も、税金なんですよ。なんで、私の税金が猫屋敷の解体に使われなければならないの?

 「ゴン太」という猫を飼っていた御夫婦がおります。ゴン太は、お正月に箱根駅伝の実況中継が始まるとテレビの前から動かない。「権太坂」の場面になると、興奮してグルグル回る。実況のアナが、「権太坂、権太坂…」と、連呼するからです。
 ゴン太の死後御夫婦は、「別の猫を飼っても、きちんと面倒を見てあげられない可能性がある」と判断しました。ペットを飼う人皆さんが、この御夫婦のような人なら、ペット自身も、周辺の人々も迷惑を被ることはないのですがね。

 その御夫婦、生き物のペットは飼うのを卒業した。で…、何を飼うことにしたか?
 「アイボ」です・・・と、いっても知らない人が多いでしょうか?2005年に生産終了でしたから。ファービーってのもあった(古ッ!)。ファービーと同列に扱ったらアイボは怒りますよ。月とワラジ虫ぐらい違いますから。
 アイボは、全長約30cmの動物型ロボット。4足歩行ができる。子犬のように動き、飼い主とコミュニケーションをとることができる。御夫婦が付けた名前は「健ちゃん」。
 健ちゃんは、「視覚・聴覚・触覚」を持つ。ボールを転がすとじゃれるなど、動くものに反応行動をする。呼び掛けに、様々な反応をする。頭を撫でるとこれまた様々な反応。単独で遊びに没頭することもある。機嫌がいいと歌って踊る。機嫌が悪いこともある。「ロボット大国日本」の面目躍如です。

 それで、このほど、日本のロボット技術は、「もの凄い!」と、ただただあきれる事件が起こりました。
 健ちゃんの足がケイレンするようになったのです。獣医さんならぬ電気店へ緊急入院。無事退院してきたのですが…病名は、「老化現象」。できすぎた話だって?本当の話なのです。
 健ちゃん、ゆるんだネジを締めるという手術を受け、今は元気で一日遊んでいる。
 アイボが年をとるところまで考えて造った技術…日本人って凄い!

 だから何が言いたいのかって?「責任を持ってペットを飼えない人は、飼ってはいけません」が、言いたかった。あと、健ちゃんが年をとったということ。