アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

「お変わりありませんか」で、450円…

2009年10月30日 | Weblog
 床屋さん…これが差別用語なんだって!そもそも差別用語か否かは、誰が決めるの?国語審議会が決めるのか?(おっと、国語審議会などというと「古ッ!」と言われますね。すでに廃止されており、それまで国語審議会で行ってきた業務は、「文化審議会国語分科会」が担当していますね)「床屋さん」…私は、いいと思うのですがねぇ、「浮世床」ですよ。
 床屋さんでは、患者…ではなく客へ具合を確認してくれる場面があります。
 「(クビに風呂敷のようなものを縛りつけて)苦しくないですか?」少し苦しかったが、面倒なので、「はい大丈夫」と、答えておいたら、だんだん締まってきて落ちそうになったことがありました。床屋へかかるのも命がけです。

 「(洗髪の場面で)痒いところありませんか?」この質問はおかしい。どう答えたらいいのか?風呂敷を着せられているので痒い部位を手で示すことが出来ない。「頭頂部から45度の角度で目の方向へ3cm下がったあたりの直径2cmほどが痒いです」…こんなこと言っていられないので、「(痒いところは)ありません」と答える」。
 質問がおかしいというのは、説明が面倒だからではありません。痒い部位を教えると、「どのような処置を施してくれるのか」が、不明ということです。まさか、ガリガリと掻いてくださる?それはない。かゆみ止めの薬を塗ってくれる?これもない。つまり、一応、聞くだけ聞いておくかってことでしょうか。

 床屋さんの質問は、調髪料に含まれているので、何も問題ない。問題のある質問は、薬局の質問です。病院へ行って、院外処方箋をいただき薬局へ行く。薬が用意され、名前を呼ばれる。そして、問われるのが、「いかがですか?お変わりありませんか?」この質問がおかしい。なぜなら、今、病院へ行ってきたばかり、医師の診察を受けてきたのに、どうして薬剤師に状況を話さなければならないのか?「お変わりがあろうがなかろうが、おぬしに関係ないだろう。とっとと、薬を出せや!」と、言いたい気持ちをおさえるのに一苦労。

 忌まわしい思い出は、「お変わりありませんか?」に対してまともに答えた時のこと…
薬:お変わりありませんか
私:指の関節が腫れ、肩の関節に痛みがあります。
薬:そういうことはお医者様に相談してくださいね。

 腹が立ちましたよ。そんな回答ってあるのか!(あったんですけどね)ひどい話ですよ。つまり、「お変わりありませんか」は、単なる社交辞令。マニュアル通り言うだけ。何の感情もこもっていない。質問しないでほしいです!
 この度は…
薬:お変わりありませんか?
私:はい、病院へ行ってきましたから。
薬:変わったことはありませんか?
私:はい、病院へ行ってきましたから。
 薬剤師は、黙ってしまいました。

 そして衝撃の事実が!領収証の内訳に、「薬学管理料(正式名称:薬剤服用歴管理指導料)」という欄があり、450円とられている!「なんじゃこれ?指導などされていないどぉ!?」
 薬剤の服用に関して、患者に基本的な説明及び指導をするのが、薬学管理料。実は、「お変わりありませんか」も、説明・指導の一部なんだって!この薬学管理料については国が決めている制度で、薬局にとっては重要な収入源なんだとのこと!「お変わりありませんか」と、薬の説明の紙だけで、「はい、450円!」…なるほど、重要な収入源。患者の、「指導されたくない、薬学管理料は払わんぞ!」は、許されないんだと…。