アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

メダルを多くとると良くないことが起こります

2012年08月26日 | Weblog
 オリンピックも終わってしまうと…熱が冷めるのは速い。「そういえば、2~3か月前にロンドンでやってたなあ」という感じ。

 地元開催ということもあってか、イギリスが頑張りました。金29個、銀17個、銅19個ですから!金メダル数では、米国、中国に次いで3番目。どうして、これが凄いかって?香港を中国へ返還したときのオリンピックでは、イギリスより、香港のメダル数がずっと多かったんですよ!(その時のオリンピックは、香港が、「独立した行政区」として、中国とは別に「香港」としてオリンピックに参加しました)
 イギリスとしてはこのことが情けなかったのでしょう。国を挙げて(「お金」にモノを言わせて)、競技の振興に力を入れた。結果が出て良かったです。

 ソビエト連邦は、常にメダル数の1,2を争っていました。ソ連邦がなくなって、ロシアはというと、金24、銀25、銅33でした。ソ連邦時代のようにはいきませんでしたが、面影は失ってはおりませんでした。

 面影は元々ないが、人口の比率から当然メダル獲得数で上位でなければならないはずのインド…「銀2、銅4の計6個…!」これをどう見ますか?人口は世界2位、経済規模は世界9位ですよ!金(きん)なしで、メダル合計たったの6個!…インド人もびっくりですよこれ。メダルが少ない理由…
 「青空トイレだから」…そんなもの、理由になりません。
 「死体が流れてくる川で沐浴するから」…だから何なんだ!?
 「手でカレーを食べるから」…だ、だ、だから…なんなんだぁ!

 オリンピックの種目は、殆どが人間の原始的能力を競うもの。人口が多い国が強いはずぅ…でなければなりません。なぜ、インドが弱いか?
 私は、インドの中学生に英語の教科書を出させて内容をチェックした数少ない日本人の一人なのですが…「高度だ!」と感じました。学習に、もの凄く力を注いでいるのです。もちろん、グラウンドも、サッカー場もあります。しかし、「勉強第一」なのです。
 インドの諺に、「体育は無駄、王になりたければ学問にはげめ」があります。スポーツ軽視は、伝統ですね。オリンピックでメダルをとっても「トイレ付きの家に住む」ことが出来るかどうか。それよりも、学問に励んで、確実にトイレ付きの家を手に入れようということ。オリンピックのメダルなんぞ、トイレの魅力には勝てないということでしょう。

 もう一つ、インドの諺…「美しい女は世間のもので、醜い女は君だけのもの」
「美人は三日で飽きるが、醜い女は三日で慣れる」ということか?そうゆうことではなく、「好事魔多し」ということ。
 その諺と、インドのメダル数とどんな関係があるんだって?
 「メダルを多く取る(好事)と、良くないことが起こるよ(魔多し)」ということ…かな?