アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

反抗日?!…高校サッカーと買い物…

2014年01月29日 | Weblog
 富山第一(富山代表)が星陵(石川代表)を3-2で破って、初優勝。それにしても、小説家でもここまでは書かないだろうと思える、「凄い試合」でした。陳腐な表現で申し訳ないけどね。観客が、5万人!高校生のサッカーの試合に、5万人は…これも…凄い。
 で、この試合に感嘆したのは、日本のサッカーファンだけではなかった。この試合は、ネット中継されていたのだそうで、銭江晩報が試合を観て驚きを記事にした。銭江晩報については聞き覚えがあるかと。中国の新聞社「中国紙銭江晩報」で、日本のマンガ「ONE PIECE(ワンピース)」を連載している。なお、「ONE PIECE」の中国語表記は、「海賊王」。さすが、コカ・コーラを、「可口可乐」と表記する国。なお、「乐」は、楽しいという意味。「口に合って、楽しくなるのがコカ・コーラ」「ONE PIECEは、海賊王」。「ビールが飲みたいは、想喝啤酒」「おなかがすいたは、肚子减少了」「おつまみを適当にみつくろっては、在下酒菜适当斟酌」

 閑話休題。富山第一VS星陵。銭江晩報の記事を、抜粋すると…。
 1 神がかった高水準のゲーム展開は、日本代表でもなければ、Jリーグでもないく、全国高校サッカー選手権の決勝だった・・・ね!日本のサッカーの裾野の広さには驚いたでしょう!(私が自慢することでもないか)
 2 両校サッカー部の技術が抜きん出ていた。パスの正確さ、フォーメーションの巧みさ。(日本の)テレビ中継局は、上空からの撮影技術も駆使していた・・・ヘリからの撮影が珍しいとは…大中国も焼きが回ったものです。
 3 富山代表の富山第一の応援は、若者は居酒屋で、小学生は体育館に集合して空のペットボトルを振りながら…。富山市民の多くは大型施設ホールで中継を観戦した。白髪のお年寄りも少なくなかった。果てはタクシー運転手もすべて、車内で実況に耳を傾けていた。人口100万人の地方が、高校サッカーの試合にこれほど関心を寄せるとは、驚くべきことだ・・・中国では、白髪のお年寄りはサッカーを観ないらしい。
 4 中国スーパーリーグは、リーグ平均入場者数は1万8千人。広州恒大、北京国安の試合には行くが、杭州緑城のゲームは毎回1万人前後にすぎない。高校生の試合に5万人は…ない・・・日本の凄さを思い知れっ!(私が高飛車に出ることもないか)

 と、いうわけで、褒めちぎりです。抗日のカケラも見えない。抗日どころか、「日本サッカー界には少年(高校生)7万人以上がいる計算になる。中国の薄弱な青少年サッカーの基盤と比べ、天と地の差であるのは明白だ!」と、日本礼讃、中国卑下!このムードを中国全土に広めていただきたいもの。

 「中国人富裕層はどの国に旅行に行くか?」米紙ウォール・ストリート・ジャーナルのウェブサイトを観て目を疑いました。「中国の富裕層が、2014年に最も行きたい国」の、輝く第一位は、「日本!」。日本は小日本(侮蔑語)じゃなかったのか?どうして、小日本へ行きたいの?抗日はどうした!サッカーの裾野が広いからなのか?(←これはないね)。
 日本へ旅行したい理由は、「買い物天国」だからなのだそう。なーんだ!「あらゆる面で中国を凌駕している日本を見たくて」という理由じゃなかった。中国富裕層の定義は、「年収およそ500万円超」なのだそうで…。
 理由はともあれ、「日本を旅行したいという中国人が、29%」。これは、嬉しいことかも知れません。日本へ来れば、日本の素晴らしさが分かるでしょうから。これ、「反抗日」になります。