アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

税務署にて まだ生きていたお役人

2014年03月02日 | Weblog
 家人が、歯の治療をしました。保険が効かない治療ということで、60万円ほどかかりました。で、家人は、「医療費ウンヌンを申告すと、少しだけお金が戻ってくる」と、書類を作成。税務署の門を叩きました。世帯主である、私も同行。ただぁー…私は、お金にも疎い。医療費ウンウンなどさらに分からない。単なる同行者。

 税務署に入ったのは午後4時10分頃…。受付の女性は、今時珍しいほど無愛想。笑顔を見せると損でもするのか?言葉遣いも、いかにも面倒くさそう。そして、職員なのか、客(市民)のおっさんなのかその時は分かりませんでしたが…目で合図しあっておりました。異様な雰囲気。だから、税務署なんか来たくはなかった…。

 さて、必要事項の記入が終わらないうちに、さっきのおっさんが…
 「はい!早くそれ書いて、こっちの椅子に座って!」と、後ろから急かせた。おっさんは、担当の職員だった。どうして客のおっさんかもしれないと思ったかといいますと、「ルックスに品がない!」。税務署の職員なら、ネクタイぐらい締めて、前歯が抜けたらきちんと治療して、残り少ない頭髪であっても、こざっぱりと櫛をいれていただきたいもの。

 そして、その職員…「オレはオマエラより偉いんだぞ。今の時期限定だけだけどなぁ(税金の申告期間)」といった横柄な態度。
 あの書類はどうした?この書類は?何ぃ!持ってきていない!(わざとに呆れた顔をつくる。私どもを、痴呆老人扱いでした)
 私は、たかが数万円戻ってきてほしい為に、なんでこんな目に遭わなきゃならないんだ?…キレル寸前でした。ただ、家人が徹夜で書類を用意したのに、私が職員と口喧嘩を始めたら、徹夜仕事も数万円もパー!おまけに逆恨みされて、ねずみの死骸を玄関に置かれるかもしれない。我慢しましたよ。
 完全にナメられてましたね。モーニングでも着ていけば少しは丁寧な対応になったのかも知れませんが。弱いモノには強いが、強いモノには弱い…。
 で、結局、書類が不備ということで、出なおすことに。そして、帰りがけ…職員の口からとんでもない言葉が!

 あのね、税務署は5時になったらオートロックなんだよ。4時過ぎてから来られたんじゃあ、手続きが終わるのに、5時を過ぎてしまう。
 だから、遅くても、4時前に、来なさい。わかったぁ!

 ここだったのです。彼らは、5時に退勤したくてたまらない人たちだったのです。オートロックというカタカナを使うと、私ども年寄りは平伏すると思っている。「5時にオートロック」という言葉の陰に、「5時以降は仕事センカラナ、コラ!オマエラにサービスしてたまるか!」が隠されている。
 5時オートロックで、税務署から出られなかった人は、翌朝まで税務署内で過ごすのかねえ?5時以降の新しい客は入れないというだけの話でしょう!税務署から帰るぶんには、6時でも、7時でもなんら問題ないのです。ホント、ナメている。ふざけている。

 情けない…たかが数万円のために、こんな思いをさせられる。…小雪がちらつく中をトボトボと家路についたのでありました。
 あーあ、あいつらの給料、4月から元に戻るのかあ…実質7%以上のアップ。お役人には敵わない…。