アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

ロシアがノドチンコ編入を宣言…

2014年03月20日 | Weblog
 子どものころは、口を開けて中がどうなっているか観察したものでした。口の中の上の部分は、洗濯板のようになっていて、猫の口の中と同じ。奥の方には、食道・気管の入り口。その入り口の前に垂れ下がっているのが、通称ノドチンコ。品よくいうと、口蓋垂。この口蓋垂、なんのためにあるのか?口から鼻へ異物が入るのを防いでいるとか、誤飲防止だとか、発音に関係しているとか…諸説あるがどれも説得力に欠けます。「不要なもの」とするのが正しいかもしれません。なぜなら、ノドチンコがない人もいるのです。その人は普通に生きています。どうしてないのか?本人が言うには、「飲んじゃった」。誤飲防止の役目があるかも知れないノドチンコを、誤飲してしまった!
 また、ノドチンコが2つある人や3つある人もいる。見たことはありませんが、先が割れているノドチンコの持ち主もいるという。

 で、こどものころ世界地図を見ていて、「黒海は、開けた口で、ノドチンコがクリミア半島」と、覚えました。私にはそう見えたのです。

 今、ノドチンコが、ロシア風邪に翻弄されて大変なことになっています。
 その昔(1853年)は、3年にも及ぶクリミア戦争で、おびただしい犠牲者を出しました。そのとき、背後で懸命に看護活動を続けたのがナイチンゲール。彼女は、「私は地獄を見た。私は決してクリミアを忘れない」と。

ロシア編入の是非を問う住民投票が行われ…ロシアがクリミア編入を宣言。
 欧米は反発し、制裁を強める。ロシアは、「鏡のように対応する」のだと!鏡のように対応というのは、反射させてそのままお返しするということ。さすがトルストイを生んだ国。「やられたらやり返す」などというストレートな言い回しはしない。
 おっと、感心してもいられない。ロシアが、ウクライナの主権をないがしろにし、力を背景に突き進もうとしているのですから…。

 ナイチンゲールは、こうも言いました。
 「愛というのは、その人の過ちや自分との意見の対立を許してあげられること」
 実はこれ、私が人権教室で戦争を扱うときに使わせていただいている言葉です。
 
 それにしても、ノドチンコはどうなっていくのでしょうか?飲み込まれる?異物が入るのを防ぐ?はたまた2つに割れる?
 風光明媚なノドチンコに戻ることができるといいのですが。