アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

政治抜きで小学生に生き方を語る…

2014年03月10日 | Weblog
 もう今年度も終わるというのに、「お話しをして」という申し出が。今週だけで、1・3・6学年の計6学級でお話しをする予定。
 人権の話なら準備はあるが、一般的な話の場合は、新たに構想を練ります。

 何を話すか?
 6年生には、「君達が暮らす日本という国は…」という切り口で、「輸入できない状況になったら日本国は成り立たない」。君達はどう考えどう行動するか…。
 このように、糸口が見つかれば、話はどんどん進む。
 1年生に対しては・・・1年生って、分かっているようで分かっていない。ハナクソをほじくって味見する。日常の学校生活の課題を一つ一つ取り上げて、「では、今、君達はどう考えどう行動するか」と、持っていくつもり。行動に、「ハナクソほじくり」と「指しゃぶり」を入れるのかって?たぶん入れません。
 3年生も、思考の中身は、1年生と大同小異なんです。大上段に振りかぶって、「基本的人権とは?」など語っても、顔は前を向いていますが頭の中は、「あーあ、早く終わらないかなあ」です。

 「どう考えどう生きるか」については…つぎのような話題を組み合わせますねぇ。

 1 いじめにかかわっては、ジャイアン、のび太、スネ夫、しずかちゃん…いじめをなくすには、誰にどんな働きかけをしたらいいか?のび太とスネ夫は期待できない。傍観者であるしずかちゃんに一肌脱いでもらう。何より、ジャイアンに働きかけなければならないのですが…どう働きかけるか?このあたりを話します。

 2 意識しておくことについては・・・地球上の住民は、71億6940万人で、君達もその一人。1日の餓死者は4万人でそのうち2万人は5歳未満。日本で1日に廃棄される食材は、3000万食。この話で、グローバルな視点を目覚まさせます

 3 児童労働は、2億1500万人。ストリートチルドレンの人数は…当然ながら把握不能。君達日本の子どもは…足るを知り、世界平和に貢献する意識を…!うーん!高尚だ!(哄笑しないでね)

 4 助け合いについては、ソチ五輪から、ロシアのガファロフ選手の頑張り。そして、カナダのコーチ、ワーズワーフさんのこと。さらに、チームパーシュートのことも話しますねえ!チームパーシュートは、渡り鳥の助け合いと酷似しています。
 ソチ五輪とは関係ありませんが、「山手線渋谷駅」の出来事も時間があれば入れたいもの。電車とホームの隙間に挟まった少女。引っ張っても出られない。それで、ホームの客が協力して電車を押して片側の車輪をレールから浮かせ、電車とホームの隙間を広げて少女を救出した。救出後、協力した人たちは泣いた!なぜ?このあたりまで語り出すと、とても1時間では終わらない。
 助け合いについて話す話題が増える…これは嬉しいことです。

 政治関係は話さないのかって?小3に「竹島くん」がいるのですが…「竹島くん!独島と呼ばせてもらっていいかな?」…これは、おもしろくないデスネ。それこそ、人権問題。
 北朝鮮…この世に生を受けた瞬間から、徹底した思想教育の下で育てられた人間によって形成された「国家」。教育の大切さと恐ろしさ…これも、小学生には退屈かな。政治関係にはふれないでおきます。