竜爪中でソフトテニスの練習のお手伝いをするようになって5年?
チビがサッカーを始めて4年。
自分のスポーツ体験はそれこそ40年くらい。
今まで深く考えたこともなかったけれど、
やっぱり人を教えることは難しい。
例えば試合を見に行った時にコーチや監督を見ていると、
もちろん人それぞれ、色々なタイプがいる。
選手がミスをした時にやたら怒鳴って発奮させるタイプ。
このタイプは以外と多い。
でも選手に本当に実力があって、
それが発揮できていない状況で、
しかもその選手が例えば負けず嫌いだったりすれば、
この方法は非常に効果的で、
見違えるように動きがよくなったりはする。
でもそうでない場合には、逆に萎縮してしまうことも多い。
その選手の状況に応じた方法で指導することが必要だけれども、
それはとてつもなく難しい。
テニスの場合、前衛が動きが悪いと思っても、
できない選手に何故やらない!とか、
よく考えろ!とかいっても、すでに選手自体が失敗したと思っている場合、
結構、頭が真っ白になっていることも多く、
そんな時に怒っても出来るわけがない。
相手の動きを読んだり、ボレーの上手さなんかは、
結構センスの問題で、出来る子は教えなくても出来るし、
出来ない子はなかなか習得出来ない。
それがコーチの腕の見せ所といわれればその通りなのだけれど、
他校の上手い選手を見ていると、
思わずうらやましくなってしまう。
私はなるべくわかりやすい指示と、
言いたいことがたくさんあっても
ポイントを絞って話すようにしているけれど、
それが正しいのかどうか?
ソフトテニスコーチのためのHPでは、
苦しい場面での指示は結局は抽象的なことでは
選手には伝わっていないと書かれていた。
例えば「集中しろ」「がんばれ」「自分でよく考えろ」
こういうアドバイスはむしろ子どもを混乱させると。
やっぱり、コーチは難しいけれど、
それだからこそ選手がいい結果を出した時の喜びも大きく、
そのためにコーチをやっているのかもしれない。