恋人はサンタクロース!
ではなくて、
お袋はアルツハイマー。
ちゃんと、毎月病院行って、
ちゃんと(でもないけれど)
毎日のように薬飲んで、
しっかりデイケアサービスを受けているのに、
進行が止まらない?
前にも書いたはず。
味覚がわからなくなっていて、
道に迷って、
日常の手順がわからなくなって、
あちこち支障が出始めているのだが・・・・・・
今日、お袋の家に行くと、
まだ、食事していないという。
それじゃあ、一緒に飯でも食うか?
と、でかけたが・・・・
食べるものがない。
寿しは依然まずいといった。
先日天丼を食べさせたら、やはりまずいと言う。
甘いたれは衣についていて、
例えばエビやししとうやキスは味がなくてまずいという。
しょうがないので、
前食べに行っておいしいといったうなぎ屋へ。
とりあえず、そのうなぎ屋さんで一番安いうな重を注文。
1600円。
鰻としては普通の値段?
特に期待していたわけではないが。
うなぎが出てきたところで、
私はがっついてたちまち食べきる。
まあまあ?
まずくはないが、先日食べた、大井川共水と比較したら、
月とすっぽん。
値段で倍ちがうのだから当たり前だが。
さて、お袋も静かに食べている。
でも、スピードは遅い。
私が食べ終わったときには、
お袋はまだ、5分の2くらい食べたところ。
そろそろ、経過時間を考えれば冷めてくる頃?
そのうち、おふくろがぽつりと・・・・
「まずい」
たくあんを食べながら、こっちの方がおいしい。
私は、
やれやれ、うなぎがまずくなったら、
食べさせるものがますますなくなる!
食べられるものがどんどん減っていくことは悲しい!
困ったもんだと思ったが、
もちろん口に出さずに顔にも出さず、
それじゃあ、残りの半分もらうよ。
そう言って半分食べたところ・・・・・・・
確かにまずい。
まず、生臭い。
時間がたって、冷めてしまったこのうなぎは、
生臭さが前面に出てきていた。
安い(もちろん私に取って1600円は高額だが)
うなぎを食べたお袋ははっきりまずいといった。
それって、実は舌がしっかり判断しているジャン。
少し感心した私であった。
むかし、「美味しんぼ」で、
ぼけかかった主人公のおばあ様が、
鶏肉をまずいと言ったのと同じ?
ひとりでそのシーンを思い出してしまった。
事態は何ら変わっていないし、好転もしていないが。
お袋がまだ、私を私と認識してくれているが、
それもいつまで大丈夫なのか?
家に帰って、家の中に入ろうとしたら、
カギがかかっている。
当たり前だ。
自分で掛けたのだから。
でも、家に入れなくて戸惑っている。
鍵を開けてと言うと、
おもむろに財布を開けて、
100円玉をカギ穴に入れようとしている。
もちろん入る訳もないし、
あく訳もない。
それは100円玉。
鍵は財布の中ではなく、手提げの中だよと教えてあげる。
最初、鍵って何?という顔をしている。
ようやく鍵を探し当てると、
さも最初からわかっているという顔をして、鍵を開けている。
そのしぐさはほほえましいが、
そのうちにそうもいっていられなくなるのか?
先日、ケアマネージャーと、次のステップとして、
小規模多機能サービスの利用を検討していただいている。
今後どうなっていくのか?
お袋と外食できるのもいつまでか?
少し考えてしまった。
ではなくて、
お袋はアルツハイマー。
ちゃんと、毎月病院行って、
ちゃんと(でもないけれど)
毎日のように薬飲んで、
しっかりデイケアサービスを受けているのに、
進行が止まらない?
前にも書いたはず。
味覚がわからなくなっていて、
道に迷って、
日常の手順がわからなくなって、
あちこち支障が出始めているのだが・・・・・・
今日、お袋の家に行くと、
まだ、食事していないという。
それじゃあ、一緒に飯でも食うか?
と、でかけたが・・・・
食べるものがない。
寿しは依然まずいといった。
先日天丼を食べさせたら、やはりまずいと言う。
甘いたれは衣についていて、
例えばエビやししとうやキスは味がなくてまずいという。
しょうがないので、
前食べに行っておいしいといったうなぎ屋へ。
とりあえず、そのうなぎ屋さんで一番安いうな重を注文。
1600円。
鰻としては普通の値段?
特に期待していたわけではないが。
うなぎが出てきたところで、
私はがっついてたちまち食べきる。
まあまあ?
まずくはないが、先日食べた、大井川共水と比較したら、
月とすっぽん。
値段で倍ちがうのだから当たり前だが。
さて、お袋も静かに食べている。
でも、スピードは遅い。
私が食べ終わったときには、
お袋はまだ、5分の2くらい食べたところ。
そろそろ、経過時間を考えれば冷めてくる頃?
そのうち、おふくろがぽつりと・・・・
「まずい」
たくあんを食べながら、こっちの方がおいしい。
私は、
やれやれ、うなぎがまずくなったら、
食べさせるものがますますなくなる!
食べられるものがどんどん減っていくことは悲しい!
困ったもんだと思ったが、
もちろん口に出さずに顔にも出さず、
それじゃあ、残りの半分もらうよ。
そう言って半分食べたところ・・・・・・・
確かにまずい。
まず、生臭い。
時間がたって、冷めてしまったこのうなぎは、
生臭さが前面に出てきていた。
安い(もちろん私に取って1600円は高額だが)
うなぎを食べたお袋ははっきりまずいといった。
それって、実は舌がしっかり判断しているジャン。
少し感心した私であった。
むかし、「美味しんぼ」で、
ぼけかかった主人公のおばあ様が、
鶏肉をまずいと言ったのと同じ?
ひとりでそのシーンを思い出してしまった。
事態は何ら変わっていないし、好転もしていないが。
お袋がまだ、私を私と認識してくれているが、
それもいつまで大丈夫なのか?
家に帰って、家の中に入ろうとしたら、
カギがかかっている。
当たり前だ。
自分で掛けたのだから。
でも、家に入れなくて戸惑っている。
鍵を開けてと言うと、
おもむろに財布を開けて、
100円玉をカギ穴に入れようとしている。
もちろん入る訳もないし、
あく訳もない。
それは100円玉。
鍵は財布の中ではなく、手提げの中だよと教えてあげる。
最初、鍵って何?という顔をしている。
ようやく鍵を探し当てると、
さも最初からわかっているという顔をして、鍵を開けている。
そのしぐさはほほえましいが、
そのうちにそうもいっていられなくなるのか?
先日、ケアマネージャーと、次のステップとして、
小規模多機能サービスの利用を検討していただいている。
今後どうなっていくのか?
お袋と外食できるのもいつまでか?
少し考えてしまった。