徒然雑感 by おとぼけの父上

R中学のソフトテニスコーチ、エスパルスの応援、その他何でも、日々の雑感を記録していきます。

人生を変える「気づき」の言葉

2010-08-24 00:16:35 | 本・映画・音楽
さて、我が家の菩提寺、宝泰寺の住職が書いた本に、
標記の本がある。
内容は人によって感じることが違うだろうし、
私だってすべてを受け入れることはできていない。
ただ、ところどころいいお話が書いてある。
その中で96ページの言葉。

修行の身の時、
今一つ修行で本気になれなかった住職の、ある日の一場面。

ある日、大きな法要があり、食事の準備をしている時、
慣れない手つきで白菜を刻んでいると、
先輩の雲水が一言。
「野菜を刻むことは、心を刻むことだよ」と言われたとのこと。
瞬間、ある種の啓示を受けたように
身が引き締まったと書いておられる。
どういうことかというと、
心の姿勢が、仕事にも生活にも影響するということ。
つまらない仕事と思えば、野菜の刻みはいい加減になる。
反対に心をこめて刻めば、おのずから野菜はきちんと刻まれるということ。

つまり心の内容が、そのまま外に現れるのです。
この仕事が好きだ、嫌いだと言った念に操られると、
仕事に退屈したり、愚痴ばかり出てきて充実しなかったりします。
仕事自体に、良いとか悪いとかはありません。
あくまで自分の都合で良い悪いを決め、
文句をいったり、やる気が出なかったりするだけです。
大事なことは、
「心と身体は不可分だということです」

原文の通りには書いてありませんが、
この文章はまさしく、R中の部員に行っている、
玉拾いをちゃんとできる人間できない人間の話と共通するものです。
今何をすべきか?
ちゃんとそう考えて、一生懸命つまらない玉拾いが出来る人間は、
試合でも人生でも、
成功できるという話は、
もう何回もしているのだが。
まさしく我が意を得たり!!!!
そんな気分だった。
先日、自分でも、
暇な時間の方が、忙しい時間より疲れると書いたばかり。
心がたるんでいると、
いい仕事が出来ないということ。
一事が万事だと。
今、この本と出合えたことが、
実はこの本を自分が必要としている証拠?なのかもしれない。
コメント
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