徒然雑感 by おとぼけの父上

R中学のソフトテニスコーチ、エスパルスの応援、その他何でも、日々の雑感を記録していきます。

中体連が終わり、改めてR中の選手へ

2017-07-16 07:46:04 | テニス
ちょっと感じたことを書きたいのだが、
中には少し、私の自慢話に聞こえかねない内容がある。
しかし、言いたい事のポイントはそこではない。

まあ、前置きはそのくらいにして・・・・

前から何度か書いているのだが、
部活の意義はあるいは成果は、
市の大会で上位に入るかどうか?
県大会に行けるかどうか?
ではないと思っている。
もちろん目指すものではある。

選手のほとんどが、
というか、
基本的に、
プロを目指している訳でもなく、
全国など夢のまた夢という中で活動している。
さらに言えば、
中学生の本分はあくまでも勉強であり、
大人になる準備が大事であることは大前提である。
もちろん全国レベルの選手はどこかにいる訳で、
そういう選手が全国制覇を目指し、
ある程度何かを犠牲にしながらも、
スポーツに打ち込むことは、
それはそれで貴重な経験であり、
そこまで否定するつもりはない。

しかし、私を含め、いわゆる普通の選手が、
3年間、部活に取り組む意義は何か?

人によって違うし、
意義がたった一つしかない訳でもない。
私が思っていることは、
やはり、3年間何かに打ち込むことにより、
技量が向上し、いわゆる強くなること、上手くなることで、
成長を実感できる。
さらに言えば、
毎日コツコツと努力することがいかに大切であり、
また、その威力?を感じることが出来るスポーツの魅力。
また、その日々の中で、色々悩み苦しみ、
その先にある喜びに到達できたのなら、
部活は大成功だったと言えると思う。

ソフトテニスのスタート時点で、
空振りばかりで、
なかなかラケットに当たらなかった選手であっても、
3年でかなりうまくなる姿を何度も見てきている、


大切なことは結果ではなく、過程であり、
一人一人が実感する成長が
部活の成果である。

だからこそ、私がいつも言っている、
優勝できる実力がある選手のベスト16より、
なかなか勝てない選手の、
3回戦進出の方が価値があるということ。
相当乱暴な事を言っているのは判っている。
敢えて言っていること。
優勝はそんなに簡単でない。
それを目指す努力を否定している訳でもない。

ただ、スポーツの素質に恵まれている選手は、
成果も得やすいし、
それを目指すモチベーションの維持も、
恵まれていない選手よりは、たやすい。

悪く言えば、
下手な選手は、時に、
どうせ私なんて・・・・
とか、
部活で注目されるのは上手いレギュラー選手であって、
自分は期待されていないと思いがちである。

でも、そうではないんだよ!
大切なのは、人より上に行くことではなく、
自分がどれくらい成長できるかなんだよ。

その成長が人よりあれば、
それは成功体験であり、
部活の意義なんだと思う。


私はかつて中学の時、
その時点ではそこそこの成績を収めていた。
小さな地方大会ではあるが、
沼津市選手権の中学の部で、
走り幅跳びと走り高跳びで、
大会記録を二つ持っていたこともあるし。

2年生の中体連で県大会に行ったとき、
2年生で県に来ている選手は4人しかおらず、
これは3年になれば、3位以内に入れるのではないか?
勝手に思っていた。

私の所属している中学校は、
顧問の先生こそいたけれど、
日常の練習に顔を出してくれたことはほとんどなく、
自分たちで勝手に練習メニューを決めていた。
だから、好きな練習。
楽な練習。
だらけた練習。

慢心していて、
しかも本当はたいして優秀ではない私は、
苦しい練習もせずに、易きに流れ、
結果はおのずと予想がつくでしょう。
中体連を前に無茶な練習をして、
ひざを痛め、
そこでまた無理をして腰を痛め、
かろうじて県大会こそ行けたけれど、
県大会では記録なし。
これが私の3年間の集大成である。

いまのR中では、
顧問の先生は本当に親身に選手を指導しているし、
練習試合もしっかり組んでくれるし、
更に言えば、Oコーチという素晴らしいコーチもいる。
そんな恵まれた環境にいることが、
ひょっとすると、当たり前と思っているのではないだろうか?
部活を始めた時からそんな環境にいるのだから、
無理もないのだが。

私の娘がR中でテニスをはじめた時、
顧問の先生はやる気がなく、
1年の時に練習試合は一度も行われなかった。

当時今の状況でスタート出来ていたら、
わが娘ももう少し上位に行けたかもしれない。
まあ、それはどうでもいいが。

此処まで長くなってしまうと、
おそらく誰も読んでくれていないだろう。
だから、そろそろ終了とするが、

今の環境をありがたく思ったうえで、
上手くなりたい!
自分に勝ちたい!
目標を何としてもクリアしたい!

そういう気持ちで日々頑張ってくれれば、
部活をやっていて良かったと思える日が、
絶対来ると思う。

苦しい練習は罰ゲームではない。
自己を高めるためのご褒美?
(少し言い過ぎ?)
そんな気持ちでガンバっててくれたら、
そしてそれをお手伝いすることが出来たら。
幸せである!

コメント (2)
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