徒然雑感 by おとぼけの父上

R中学のソフトテニスコーチ、エスパルスの応援、その他何でも、日々の雑感を記録していきます。

ハリルホジッチ元監督の事

2018-04-13 08:48:45 | サッカー(日本代表)
先日ハリルホジッチ監督が解任された。
外的環境として解任に至った流れはやむを得ないのか?
とは思うが、
ハリルホジッチ監督の真骨頂は、
本番でのフレキシブルな対応?であり、
どんな監督でも、長所短所がある中で、
本番でその長所が生かされることを期待していた人間にとって、
色々な面で、もう少し話し合い等で、
短所を改善させつつ、
本番での彼の采配を見たかったという気持ちも強い。

特に、例えば、画像を添付させていただいた、
彼が、代表監督に就任した時、
平成27年6月18日付けの、
ナンバーという雑誌の特集で、
彼の特徴が書かれており、
これは、サッカー協会にしろ、
選手にしろ、
サポーターにしろ、
ある意味周知のことだったはずである。

最大?の特徴は、スター選手を特別扱いしないというもの。
その時に良い選手を選ぶと言ってきたが、
アルジェリア監督時代のワールドカップで、
ドイツ戦でスタメンを5人入れ替えたことも有名だが、
フレキシブルな戦術は、ある意味新鮮で、
それを承知で監督に就任させたはず。
このワールドカップ直前まで、
メインメンバーが固定されていないという声も、
耳にしたり目にしたりしたが、
そもそもがそういう監督だったはず。
本田選手や香川選手が呼ばれないのも、
こういう方針のもとに行われたことで、
それは想定内だったのでは?
そして、そもそも、
ダイレクトなコミュニケーションを謳っていた彼が、
コミュニケーション不足で解任とは、
皮肉以外何物でもない気もする。

書きたいことは山ほどあるが、
もう一つだけ特徴的なことを書くと、
この雑誌の特集で、
「アルジェリアの奇跡はいかにして起こっのか。」で、

監督の望むプレーを自分たちのものにするには時間が必要だ。
彼はスピーディーなパスによる攻撃、
アグレッシブに前に向かい、
ボールを奪われた瞬間に的確に対応するスタイルを求めた。
特に攻撃から守備への切り替えの早さを強調したが、
それには各選手が、
自分のポジションを離れるリスクを冒しても、
200%の力を発揮してやるべきことをする必要があった。

まあ、彼の主張は一貫していると感じる。
そして、今にして思えば、
彼のサッカーと、日本のサッカーは、
やっぱり相性が悪い?
彼の理想は理想として、
それを実現できる選手が現実的に少なかったのかなあ?
そんな気もする。

ハリルホジッチ監督の日本代表監督しての、成否はともかく、
このタイミング、ワールドカップに臨むための、
時間の短さを考えると、
替えない方が良かった?
それは、もう後戻りが出来ない以上、
確認する方法はない。
決断した以上、
それぞれが責任をもって、
決意をもって対応していただくしかないが、
いずれにせよ、監督を決定するときに、
どれほど、検証したうえでの選択だったのか?
選択したからには、一蓮托生ではないが、
全てを託する覚悟が持てる監督を選んで欲しい。
正直次期監督を選ぶことが難しくなったのだろうが、
不振なら変えればいいという感じで選ぶのであれば、
日本に未来はないと思う。
災い転じて福となす
そうなってくれればいいのだが。
コメント
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