いよいよ明日は、ホームで「声だし応援」が解禁される琉球戦です。ボクらがスタジアムで声を出した最後の応援は、2年半前のアウェイ群馬戦です。ビッグスワンでってことになると、さらに前のこと。なんかもう「懐かしい」っていうより「できるかなぁ?」「どんなだったかなぁ?」の世界です。「ワクワク」よりも「ドキドキ」しておりますよ。ちょっと遠足前日の小学生の気分です。
そんな明日の琉球戦に向けて、「今度こそ谷口にゴールを決めて欲しいなぁ…」って思っているアルビサポは多いんじゃないでしょうか?好調だった孝司さんが負傷して、谷口が先発に復活して3試合。未だ「日本海キャノン砲」は火を噴いておりません。チームの最多得点は、孝司さんの8得点が最高のままです。
ここで、アルビの総得点「59」の内訳を見てみましょう。
はい。こんな感じ。孝司さんの8点を筆頭に、ヨシくん、涼太郎、海斗が各7点。この4人で総得点59の約半分の29点を叩きだしています。続いて移籍した至恩の5点、奏哉と詠太郎の4点、小見くんと三戸ちゃんの3点が続きます。その他の10点の内訳は、イッペイ、田上、島田の3人が各2点、舞行龍、ヤムケン、シマブク、ゴメスの4人が各1点です。最多得点の孝司さんの8得点が全59点の13.6%というのは、とても少ない数字ですよね。孝司さんの8点はJ2得点ランキングでは13位に過ぎません。
では、J1昇格を争う他チームの得点はどうなっているでしょうか?
横浜FC、岡山、仙台の3チームのデータです。横浜FCの小川航基は得点ランキングのダントツ1位。チームの全得点の37%を1人で叩きだしています。岡山のチアゴは14得点。これはチーム全体の28.6%です。仙台は2選手の得点が突出しています。チームトップ13得点の中山はチーム全体の20.6%、チーム2位の富樫の10得点と合わせると36.5%となります。新潟との違いは明らかですよね。
さて、この4チームの得点者の傾向の特徴は、今後のJ1昇格争いにどんな影響を及ぼすでしょうか?昨シーズンの昇格チームである磐田と京都にも、ルキアンとウタカという強力で絶対的なエースが存在していたのは記憶に新しいところです。ですがボクは、この「どこからでも点が取れる」「誰が点を取るかわからない」という今シーズンの新潟のスタイルの方が、「J1に昇格する」のみならず「J1で戦い続ける」という観点からも、望ましい傾向だと思っています。
だってチームが頼っていた絶対的エースが負傷離脱したり移籍したりしたら、チームが崩壊することは目に見えていますからね。至恩が海外移籍してもビクともしない(ちょっと心配はしたけど)新潟には、その心配は無用です。
さぁ明日の琉球戦では、誰がヒーローになるでしょうかね?もちろん谷口に得点して欲しい気持ちもありますが、「誰が得点をあげるかな?」「今日のゲームでは誰が活躍する?」っていう期待感が半端ありません。さぁさぁ!出てこい!ニューヒーロー!