新五輪教会
旧五輪教会堂は、浜脇教会の建て替えを機に、
五輪地区に譲り受けたものです。
1881年(明治14年)に浜脇教会として久賀島の浜脇に建てられたものが、
1931年(昭和6年)に現在地に移築されました。
旧五輪教会堂は以後約50年間、
五輪地区と蕨小島の信徒たちの信仰のよりどころでしたが、
老朽化のため1985年(昭和60年)、すぐそばに五輪教会が新築され、
教会の役目を終えました。
この時点で解体の話が持ちあがりましたが貴重な文化財として、
”価値ある建造物を守ろう”と、関係者の熱意と
地元信徒たちの協力によって解体の危機を乗り越え、
当初の姿で保存されることになりました。
建物は福江市(現五島市)に寄贈され、
市の維持管理のもと、一般公開され現在にいたっています。