
グスクの頂部の公園正面の高台に展望台が見える

展望台は地球儀が描かれている

嘉数グスク入り口にある 「 嘉数高台公園 」 の碑名

公園から展望台まで階段が続く

激戦地だったことを伝える 「 説明板 」

高台内にある分厚いコンクリートで覆われた日本軍のトーチカ

京都府下2530余名の戦死者を慰霊する京都府市民によって建立された 「 京都の塔 」


グスク頂部にある 「 島根の兵奮戦之地 」 碑

展望台から普天間基地を望む
嘉数グスクは、宜野湾市嘉数の嘉数高台公園一帯がグスクになっている。
ここは第二次大戦中に作戦名称第七〇高地と命名され、
藤岡中将率いる第62師団独立混成旅団、
第13大隊の原大佐が陣頭指揮をとり、
約千人の将兵と約千人の防衛隊で編成された精鋭部と、
作戦上自然の要塞の上に堅固な陣地構築がなされたため、
16日間も一進一退の死闘が展開されたが、
遂に日本軍は矢尽き刃折れ後退した。
しかし米軍にとっては 「 死の罠 」 「 いまわしい丘 」 だと恐れられた程に、
両軍とも多くの尊い命を失った激戦地である。
この嘉数高地七〇高地は、旧・日露戦争の二〇三高地に値する
第二次大戦の歴史の上に永代に残る戦跡である。
そんな激しい戦いの場となった嘉数グスクは砲弾で跡形も無く破壊され、
昔日の面影を残す遺構は何も残っていない。
嘉数グスクへのアクセス
嘉数グスクへは、那覇から宜野湾市へ向かい
普天間基地の手前にある嘉数高台公園がグスクになるため、
浦添バイパスの浦添西原から市道241号線に入ってガソリンスタンドから
左に入ったところに公園がある。
駐車は、公園に設置された無料駐車場が利用できる。