架橋 / 大正9年ごろ
長さ / 7.2m
幅員 / 3.6m
大分県の院内や熊本県の美里町ほど知られていないが、
長崎県佐世保市世知原町には18基の石橋があり、
その隣町にある吉井町にも10基の石橋がある。
さらに小佐々町に1基、平戸島に4基の石橋がある。
そんな吉井町を中心とした石橋を探訪順に随時紹介していきたいと思っています。
その第一弾が、場所がわからず探し出すのに手間取った 「 高峰橋 」 である。
高峰橋は佐々町八口免と吉井町下原の両町に跨って架かる橋で、
現在もコンクリートで補強され現役の生活路として活躍している石橋である。
右側の橋台と通路部はコンクリートで固められているが、
その他は切り揃えられた石が綺麗に組まれており、
ガッシリとしたやや扁平なアーチが直接路盤を支えている。
高欄はコンクリートで建てているが、その中に当時の親柱が巻かれている。
高峰橋へのアクセス
高峰橋へは、佐々方面から吉井町に向かって行き、
吉井町の市街地の手前を右手に山に向かって入って行くと、
特別養護老人施設 「 煌めきの里 」 の下の道に架かる八口橋を過ぎて
上流に100mほど行った場所に架かっている。
橋の横の田んぼにイノシシよけの高圧電線が設置してあるので、
くれぐれも触れないように注意して歩かねばならない。