石垣も何も草に覆われて何も見えない
オイオキ原遺跡入り口付近の道路
オイオキ原遺跡は、宮古島市平良の東方にある
西原の東側海岸の標高95mを最高所とする
琉球石灰岩の丘陵上に立地した
グスク時代 ( 12~14世紀 ) の遺跡である。
遺跡の石積みは、すべて野面積みで築かれており、
内側から見ると1m前後で、外側から見ると2~3mの高さに見えるというが、
写真を見ての通り、草に覆われて何も見えなかった。
また、第二次世界大戦の沖縄戦においては、
標高が95mということから 「 九五高地 」 と呼ばれており、
現在も旧・陸軍の弾薬庫の跡が残されている。
遺跡の発掘調査は、1987~89年にかけて
平板測量などを実施して試掘調査が行われた。
出土遺物は、土器片、中国の青磁・白磁片、
褐釉陶器壷片、褐釉茶入れ壷片、シャコ貝製貝斧、鉄鍋等である。
オイオキ原遺跡へのアクセス
オイオキ原遺跡へは、宮古島平良地区福山にある
ファームポンド ( 農業用大型貯水タンク ) の
反対側の小高い丘がオイオキ原遺跡である。
駐車は、路上駐車または、空き地に駐車できる。