海上自衛隊では、AW101を掃海・輸送ヘリコプターMCH-101と呼称し、
掃海機および輸送機として運用する。
2017年3月末時点のMCH-101の保有数は10機。
ローターと尾部に自動折り畳み機能を持ち、
艦載機としての運用性を持たせている。
また、自動飛行制御装置(AFCS)、
能動制振装置(ACSR)といった電子機器を搭載しており、
飛行性の向上と機体への負担を軽減している。
2012年にはノースロップ・グラマンが開発したポッド式LIDAR装置である
空中レーザー機雷探知システム(AN/AES-1 ALMDS)を導入すると発表された。
ALMDSはアメリカ海軍ではMH-60Sで運用される予定で、
低率初期生産が開始されたばかりである。
海上自衛隊では、掃海機MH-53Eの減勢にともなう後継機として、
護衛艦へ発着可能で掃海具の小型化に対応した新型ヘリコプターを必要とし、
2003年(平成15年)予算で新掃海・輸送ヘリコプターとして
初めて1機が取得された。
MCH-101の初号機は完成品輸入として2006年(平成18年)に納入された。