〇 認知症対応型共同生活介護、いわゆるグループホームや、
小規模多機能型居宅介護などの地域密着型サービス。
〇 日常生活動作(ADL)は、日常生活を営む上で必要な食事や排せつ、
整容(着替え、洗面、歯磨き、整髪など)、移動、入浴などの基本的な
行動や動作のことをいう。
〇 身体の機能が低下し、自分の力だけでは自立した日常生活送れない人がいる場合、
社会が必要な援助を行い、日常生活の自立を支援する。
〇 介護制度の目的は、要介護、要支援状態になっても高齢者が出来る限り自立した
生活を送れるよう、その自立を支援し、高齢者の尊厳のある暮らしの実現を支援する。
〇 経済的側面だけでなく、心身の健康、住宅環境、生きがい、社会的な有用感、
達成感、豊かな人間関係などの向上。( QOL )
〇 介護職は要支援状態、要介護状態を悪化させないことと、
予防的介護を実践することが求められている。
また、できるだけ現在の心身状態を維持するよう、
要介護状態の重度化防止・遅延化の視点に立った介護を行うことも求められている。
〇 介護者は施設、在宅を問わず、利用者や家族の情報を知り得る立場にある。
そのため、プライバシーの保護・尊重の視点が重要になる。
介護者や事業者は業務上知り得た情報や家族の秘密など、
みだらに漏らしてはならない。
〇 リスクマネジメントには、2つの柱があり、1つ目は事前対応としての予防。
2つ目が、事後対応としての事故対策である。
〇 被保険者が介護サービスを利用するためには、
要介護または要支援状態にあることを確認する「要介護認定」
または「要支援認定」を市町村から受けなければならない。
〇 在宅ケア・施設ケアサービスのニードの高まりに合わせて、
従事するケアの提供者の負担は大きくなっている。
在宅・施設における看護と介護の役割・連携はきわめて重要になっている。
〇 2003年(平成15年)に施行された障碍者支援費制度は、
戦後日本の障碍者福祉法を支えていた措置制度を契約制度へと転換した改正であった。
〇 信頼関係を築いて行くには、初めての出会いの時の自己紹介、
毎回の援助開始時のあいさつや身近な話題、思いやりの言葉かけなどによる
コミニュケーションの積み重ねが大切である。
〇 受容とは、相手をあるがままに受け入れるということである。
具体的には、相手がどんな状態や境遇の人であれ、
相手の考え方、態度、行動、価値観を受け入れることをいう。
〇 チームアプローチでは、どのような行動や判断も独断では行わない。
同僚や上司に相談したり、連絡や報告は欠かせない。
とくに自分の判断に迷う場合、職場内だけではなく外部にも相談する場合もある。
同じ職種だけでなく、医療や行政関係に相談することもある。
〇 友人や知人の死別することにより仲間を失うなどの喪失体験が、
感情面に影響を与える。
また、在宅での生活から施設や病院での生活に変わった人変化は大きく、
ざまざまな喪失体験が感情にも大きな影響を与える。
〇 認知症とは、一度獲得された知能が後天的な器質的な障害によって
持続的に低下した状態をいう。
〇 認知症の患者に見られる、思考・推理・判断・適応・問題解決などの
認知機能障害を中核障害といい、具体的には、記憶障害・判断力低下・
見当識障害・失語・失行・失認・実行機能障害として現れる。
〇 日常生活のなかで、残存機能を活用し、認知症のために上手く行かなくなった
生活を立て直し、本人が主体的に生活を営めるように具体的な支援をして行く。
( アクティビティ・ケア )
〇 ICIDHでは 「 できない面 」 を強調しているのに対し、
ICFでは、心身機能を構造・個人レベルでの活動・社会への参加と
「 できる面 」 を強調している。
〇 障害受容の諸段階は、ショック → 否認 → うつ → 抵抗 → 適応 を経る。
〇 内部障害とは内蔵の機能障害で、身体障害者福祉法では心臓、呼吸器、腎臓、
膀胱または直腸、小腸、免疫、肝臓の7種類の機能障害をいう。
〇 人間の記憶には短期記憶と長期記憶があり、長期記憶が長い間保存しているのに対し、
短期記憶の保持時間は短く数秒から数十秒程度である。
〇 人体の腕から手までの部分を上肢と呼び、太ももから足までを下肢と呼ぶ。
また、肩から肘までを上腕、肘から先を前腕という。
〇 骨の働きには、身体を支える、臓器を保護する、身体を動かす、骨髄で血液を造る、
カルシウムやリンなどを貯蔵する。
〇 大脳は、右および左半球に分かれており、言葉を話すときに働く言語中枢は、
左半球にその多くが位置している。
〇 医療上の食事制限や心身の機能・障害を理解し、誤嚥性肺炎の予防として、
食事中の誤嚥がないように注意をする。
〇 終末期に意識が低下した場合には本人の意思確認が出来なくなるため、
事前にどのような治療や処置、ケアを行うかを相談しておかなければならない。
以上が介護職員初任者研修修了試験のポイントだが、
より詳しい内容は、ここを開いて勉強して下さい。