北部九州でも連日猛暑日が続く。
そんな中での熱中症対策は、ホットか常温の飲み物。
そして 「 辛子蓮根 」 。
特に暑さに負けない食欲をそそる 「 辛子蓮根 」 。
熊本藩主細川忠利は生来病弱だったが、
ある時前任地 ( 小倉藩領 ) である
豊前国耶馬渓羅漢寺の禅僧・玄宅が忠利を見舞った時に、
蓮根を食べるよう勧めた。
そこで藩の賄方であった平五郎が、
加藤清正が熊本城の外堀に非常食として
栽培していた蓮根の穴に和辛子粉を混ぜた麦味噌を詰め、
麦粉・空豆粉・卵の黄身の衣をつけて菜種油で揚げたものを忠利に献上し、
蓮根を輪切りにした断面が細川家の家紋 ( 九曜紋 ) と似ていたことから
門外不出の料理とされていたという伝説もある。