おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

藤田真央さん、ロシアで演奏中!

2019年11月01日 | コンサート情報
Mediciで藤田さんのピアノリサイタルをライブ中継中です。

ただ今、前半が終わりました。

オールモーツァルトのプログラムです。
この若さで一人の作曲家だけでプログラムを組むのは勇気がいります。たぶん・・

しかもモーツァルトで。

1曲だけでもエラいプレッシャーが私なぞはかかりますが、次元が違うので比べちゃいけません。

しかし、さすがの真央君も挑戦しているのだろうと思いました。

お客さんもモーツァルトで初めからワイワイわきませんので、チャイコンの時と勝手が違います。
弾きにくいだろうなぁとちょっと思ったりして・・

後半はk.310 a-mollとk.330 C-durです。

前半は次第に伸びやかさがなくなっていったので、後半は気分を変えてがんばれー!

伸びやかな音で歌手のように歌い、欲のない音楽は気持ち良いです。
ストレートに歌うわけではないところも聴いていて面白味があります。

後半が始まります。

ー・-・-・-・-・-・-・-

美しい演奏でした。
ただ、心から喜びが湧き出る音楽ではありませんでした。
お辞儀する表情も浮かないものになっていっておりました・・

一人で楽しく弾くのとコンサートでは全然違います。
それこそコンサートでも「ここではないどこかへ」魂が行かなければモーツァルトは弾き切れないと思います。

最初に弾いた幻想曲d-mollが良かったです。
藤田さんの演奏を聴いてこの曲が表しているものが想像できました。
いつも私の中ではこの曲の短調と長調の関係性が良くわからなかったのですが、彼の演奏を聴いていてそういうことだったのかと気付きました。

藤田さん、お客さんの反応に敏感なのかな・・と思いました。
そりゃそうですが・・

客席が近いホールだったので色々ですよね。

アンコールが一番藤田さんらしかったです。特にソナチネ!
・ウィーンのソナチネ第1番終楽章
・トルコ行進曲(ヴォロドス編)
コメント
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